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第2話 どうしてこうなった・・

物事に順序というものがある。だからこそ小学校や中学校などいろいろ分かれている。小学生に数学を教えてもまずできないように順序というものは必ず存在する。

え?何が言いたいかって?つまりオレが言いたいことは何でオレはこの姿で教室に戻っているのかということである・・・

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「ふふふ・・・落ち着いたかしら」

「あぁ・・せんせぃ・・もぅ・・やめてくださぃ・・」


めのまえでねこじゃらしはゆらゆらゆれる それだけでからだがうずきがまんできなくなる。


「ふふふ・・・ほら・・ほら・」

「あ・・ぁぁぁ・・」


あぁ だめだ だめだ がまんしないとだっておれは・・おれは・・


「先生~その辺にしないと優斗が本当に猫になってしまいますよ~」


しろうがなにかいっている あれ?しろうってだれだっけ?


「ふむ・・確かにこの反応は猫そのものだわ」


だれかがなにかをいっている・・・そんなことよりもそのねこじゃらしを・・・

ああ!ねこじゃらしが・・・ねこじゃらしがぁ・・・ひどい・・ひどすぎるようぅ・・わたしはなんにもしてないのに・・ただそれがほしかっただけなのにぃ・・


「ぇぐっ・・ひぃっぐ・・・ひどい・・ひどいようぅ・・わたしなにもしてないのにぃ・・・うっ・・うわぁーーーーーーーん」

「あの・・・泣いちゃいましたけど・・・いいんですか・・・」


びえええええ、と科学室にネコ耳少女の泣き声がしばらくひびいた。


「はぁ・・少しは落ち着いた?」

「ひっく・・ひっく・・ごめんなざい・・ぜんぜい・・」


言葉がうまく紡げない。こんなに泣いたのはいつ以来だろう・・・


「でも今ので優斗のこと少しわかったかな」

「本当ですか!」


大声で叫ぶ健人。なぜかすごい複雑そうな顔で・・どうした?


「ええ。どうやら優斗は猫と一体化する恐れがあるわ」

「・・・・・へ?」

「ええと・・それはどうゆう事なんですか?」


呆けているオレの代わりに舞が質問をした。


「さっき優斗が泣いたとき一人称が「わたし」になっていたでしょ?それにあの優斗らしからぬ反応、つまり猫と優斗の性格や記憶、本能などがごちゃごちゃになってひとつになる可能性があるってこと」

「それはつまりどうゆう事につながるんですか?」

「わからないわ・・まだ仮説の段階だもの。でも意志の力って時にとんでもない力を発揮するときがあるから最悪、猫と同化して一生このままということもありえてくるかもしれないわ・・」


そんな・・・一生このまま猫少女なんて・・・


「せ!・・先生!なんとかなんないんですか!」

「落ち着きなさい。今対策を思いついたから。」

「ほ!本当ですか!」


さすが先生だ!こんなにも早く対策をおもいつくなんて!


「とりあえず目隠しをさせてもらうわ。暴れないでよね」

「はい!」


暴れるわけがないこんなことで治るんなら安いもんだ。

その後、目隠しをされた俺はどこかに歩かされている。


「ゆ・・優斗さん・・本当に大丈夫なんでしょうか・・・」

「だ・・大丈夫よ!姫ちゃんだって先生がいるんだから!」

「健人~どうした~なんかさっきから顔が赤いぞ~」

「なっ!なんでもない!ちょっと興奮しているだけだ!」

「ふ~んそうなんだ~」


などと会話をしていたが。


「ついたわよ」

「えっと・・先生ここって・・・」

「ここは・・・」

「あはは~楽しくなりそうだな~」

「優斗!俺はお前の味方だぞ!」


いきなり変なことを言い始める皆さん。何やら再びものすごいいやな予感がしてきたのだが・・・


「ほら、さっさと目隠しをとる」


そうして先生に目隠しを取られると・・


「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」


見覚えのある顔がたくさん・・・あれ?ここってオレのクラスじゃね?

急いで先生の方を見る。すると先生が


「ここにいる子はあなた達のクラスメイトの大島優斗君です。さきほど実験の失敗でこんな姿になってしまいましたがこれからも「大島優斗」として接してあげなさい!」


ソンナコトヲイイヤガッタ

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