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第27話 ネコのアルバイト! その3

「制服」とは学校や会社そのほかの団体などで、所属する人着るように定められている服装。ユニホームのことである。


つまり「制服」とはその人が何をしているか表すための特徴ともいえるものである。


だがそう考えると今のオレの服装はバーの店員にふさわしいものなのだろうか?


「さすが子猫ちゃん。よく似合ってるぜ。」

「褒められても悲しくなるだけなんでやめてください」


さようならパーカーさん、ジーンズさん。こんにちはメイド服さん。


----------------


「あの、ここの制服ってどんなもんなんですか?」


マスターに連れられてスタッフルーム・・更衣室まで来たオレはマスターに質問をした。


「俺がデザインした制服だ・・・と言いたいところだがあいにくお前さんに合ったサイズのものは今はない」


まぁ、当たり前だろう。

こんな身長の奴に合った制服なんて用意してるわけがない。


「そこで・・」


そう言ってマスターはオレに紙袋を投げつけてきた。

投げつけられた袋の中には白と黒を基調とした服が入っていた。・・・あれ、どこかでこれを見たような?それも最近。


「これはあいつが送ってきたもんだ。なかなか気がきくじゃないか」


中に入っていた物を取り出す。


それを見て思い出す・・・


(狂った女子達とのいやな)激闘の日々

犠牲になった人達(哀れな男子生徒 生死不明)


その時、オレと一緒に駆けぬけ(させられ)た服・・・それはメイド服だった。




なんでだよ。



「・・・・・・」


それはまちがいなくあの時と同じ服だった。

あれ?これ確か押入れの奥に封印していたはずなんだけどなー?


「?どうした子猫ちゃん。着ないのか?」

「あの・・・これ着なくちゃいけませんか?」

「これを着たくないのか?」

「当たり前です」

「子猫ちゃんとの相性は最高だと思うが?」

「体はよくても心が駄目です」

「ふむ・・・・」


何やら眉間にしわを寄せて真剣に考え込むマスター。・・なんでそんなに着てほしいんだよ?


ただ今までの経験からおそらくは・・・




「しかたない、今日はその服のままでやってもらう。ただし顔はしっかり出してもらうぞ?」

「・・・・・・・・・・・・・え?・・・・あれ?」

「・・さっきからどうした?」

「あ・・いや・・その・・なんでもないです」

「・・?まぁいい、とにかくこれからやってもらうことを教える」


まさかまさかの大番狂わせ。

神様もやっとオレのこと飽きてくれたのだろうか?






「・・・・出来ました」

「ほぉ・・なかなか筋はいいみたいだな」


更衣室を後にしたオレはマスターから仕事の説明を受けている。


仕事といってもオレがバーテンダーなんて出来るわけがないのでレジの打ち方や掃除のやり方などの雑用が主な仕事になりそうだ。


「まぁ・・今教えることはこんな所か・・」

「わかりました。ありがとうございます」

「それじゃ今から開店の準備を・・・」



カランカラン・・


マスターが開店準備を言おうとした時、店のドアが開いた。


「こんにちは、調子はどうかしら?」

「お前さんか・・」

「あ、先生!?」


そこに立っていたのはここを紹介してくれた恩人、先生だった。


「悪いがまだ開店前だ」

「いいじゃない別に。そんなこと大した問題じゃないわ、問題なのは・・・」


そう言うと先生は怒りに染まった瞳をこちらに向けてくる。・・・・え、なんで?


「あんた、私がせっかく送った服を着ないなんてどういうことかしら?」

「それは・・!」

「いくら私でも居留守を使われたうえに厚意まで無視されたとあっちゃ我慢の限界ってもんよ?」


駄目です!目標に効果(聞く耳)がありません!・・あと小さな親切大きなお世話って言葉知ってます?


その間にも先生はオレに近づいてくる・・・総員退避!繰り返す、総員・・


「とりあえずその腐った脳みそにしっかりと教えこまないとね・・・」

「・・・あの・・!なんか・・!さっきから・・っ!ミシミシ言ってるんですが・・?」


右腕一本でオレの頭をつかみアイアンクロー状態に移行。


逃げようかと思ったがそれは出来ない。だってもう地面に足がついていないんだもん。


「ちょ・・・ま・・・スト・・・」


なんかさっきからミシミシからバキバキという音に変わりつつあるのは気のせいでしょうか?


「マスター・・更衣室はどこかしら?」

「この奥だ」

「ありがとう」


だれかー・・・・ヘルプー・・・・


しかしそんな言葉を聞いてくれる人などいるはずがなくバキバキというミュージックを聞きながら更衣室まで連行された。

クロ「どーも、メイド服は俺のジャスティス!なクロです」

詩織「そんな情報聞いたって誰も喜ぶわけないじゃない」

クロ「だったら何か面白い情報くれよ。新聞部なんだろ?」

詩織「だったらもっと出番を増やしなさいよ!活躍出来ないじゃない!」

クロ「このアルバイト編はもう少し続くから無理」

詩織「てゆうかあんたちょっとキャラ多すぎ!すでに名前ありが10人ってどういうことよ!」

クロ「別にいいじゃん。いろいろ書きまっくたらこうなった反省はしていない」

詩織「もう少し絞ってから書きなさい!ただでさえ失敗も多いんだから!」

クロ「実はさらにもう一人くらい追加予定なのは内緒。次回に続きます・・」

詩織「いい加減にしなさい!」

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