表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/67

第26話 ネコのアルバイト! その2

ここは風由学園にある商店街の路地裏のある一角。

そこにはさまざまな変わった悩みを持つ人たちが集まるというちょっと変わったお店があります。


おやおや。今日もまた一人このお店に惹かれた人が現れたようです・・・


----------------------------------------


「ここか・・・」


オレは今先生からもらった紙に書かれた場所まで来ている。


ここに来る前に「いい?あんた絶対に行きなさいよ?絶対だからね?行かなかったらあんたつぶすわよ?」っとやたら念入りにオススメ(先生流)をしてくるのでここに来てしまった。


それにこの体で雇ってくれるような所なんて普通はない。


・・・・逆に考えるとオレを雇ってくれるここは普通ではないということになるのだが・・・・まぁ、どのみち他に道はありそうにないのでオレに選択肢はあってないようなもんだったが。


そしてそこにあったものは・・・


----bar IKIZAMA-----


いや、バーて・・・一応ここ学園内だよな?


到着早々にツッコミどころを三つくらい見つけてしまい内心激しく不安になってくるオレ。


「本当に大丈夫なのかなー・・・」


どこか他人事のような独り言をもらしながらも入口に向かって歩いていく・・




「こんにちはー・・・」

「いらっしゃい」


木で出来た頑丈そうなドアを開けて中を見る・・・・なるほど、確かにバーだ。


中はそこまで広くはないもののカウンター、丸い回転する椅子、所狭しと並ぶ数々のお酒、など一目でバーだとわかるものがそこら中に置いてあった。


そして、カウンターの奥にはこの店のマスターと思われる男が立っていた。


年齢は30才くらいだろうか?顔に大きな引っかき傷、ぼさぼさの髪、無駄の無い体つき、絵に書いたようなオッサンだった。



「お前さんがあいつの言っていたここで働きたいってやつか?」

「あ、はい」

「・・・・・・」

「・・あの・・なんですか・・?」

「顔」

「は?」

「だから顔だよ。そんなんじゃ何も見えない」



そういえばそうだった。今、オレは他の人にこの姿を見られないようにパーカーのフードで顔を隠しているのだ。


「あの・・はずさなきゃいけませんか?」

「ああ、駄目だな。人に顔をみせられないような奴を雇うわけにはいかないからな」


確かにそのとおりだ。あまりみせたくないのが本音だが今はそんなこと言ってる場合ではないのでフードをはずしていく。


「ほぉ・・子猫ちゃんだとは思っていたがまさか本物とはな・・・」

「いや、子猫ちゃんて・・・」


露になったネコ耳を見て少し驚いた様子だったが、次の瞬間にはツッコミどころがずれまくりんぐなツッコミをしてくれたこのおっさん。

やっぱり新たに搭載されたこのセンサーは優秀だなー。


一方、マスターの方はフードをとったオレの顔をじっとみている。


「なるほど、奴が進めるだけのことはあるな・・・」

「あのー・・それで・・」



「ああ、いいぞ。採用だ。これからよろしくな」 

「ありがとうございます!」

「こちらこそよろしくな子猫ちゃん」


相変わらずオレのことを子猫ちゃんと呼ぶマスター。

いつもならここで諦めてしまうのがいつものオレだった。

がしかし、オレも今までのことを学習してないわけではないのだ。


「あの、実はオレこんな体してますが男なんですよ」

「・・何?」


男カミングアウト


相手に強力なストレートを食らわす。

これだけはっきりと言ったんだこれなら・・


「そういうわけなんで・・」


「だからどうした」


「・・・はい?」

「ふ・・男だろうがなんだろうが関係ない、今のお前は子猫ちゃん・・・それで十分じゃねえか・・」


この男はモロに右ストレート(男カミングアウト)を食らわせたにもかかわらず何事もなかったかのようにカウンター(スルー)をしてきやがった。


とりあえず何が十分なのか簡潔にまとめなさい(配点10)


「俺のことを呼ぶ時はマスターと言ってくれ。・・さて、おしゃべりはここまでだな。さっそくだがこれから着替えて今から働いてもらうぜ。覚悟を決めろよ子猫ちゃん?」

「・・・あいよ」

第一波の時点ですでに戦局不利になっているオレははたして第二、第三波に耐えきれるだろうか?・・・うん、無理だ。

クロ「どーも、ほんっっっっっとうに申し訳ない!!クロです」

先生「本当に申し訳ないという気持ちで・・・胸がいっぱいなら・・・!(ry」

クロ「いや、それはカンベン。・・とにかく待っていた人 (いるなら)待たせてしまって本当にすんません」

先生「そう思ってんならこんなところで油売ってないでさっさと次を書きなさいよ」

クロ「いや、おっしゃるとおりで・・」

先生「休んだわけなんだから最低でもちゃんとしたのを早く書きなさい。それぐらいしないと誠意が伝わらないわ」

クロ「何とか頑張ってみます・・」

先生「ふぅ・・・なんでこんな作者の作品がユニーク数が5000超えしたのかしら・・・」

クロ「そんなわけでありがとうございます、そしてこれからもがんばっていきますので楽しんでくれれば幸いです。感想などもどんどん受け付けますので・・・それではまた次回に・・」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ