第18話 結成!?第8独立特別クラス
「さて、君という存在が生み出す被害予想についてだが・・」
開口一番にそんなことを言いやがる会長様。オレは危険物かなんかですか?
「まず生徒に与える影響は計り知れない。その愛くるしい瞳を見ただけでも数人は狂わせてしまうだろう・・・」
「それだけじゃないわ。先生方も何人かすでに虜になってしまっているわ」
狂わせてしまう→すでに狂っている、じゃないの?
「その結果は恐ろしいものだ・・・暴力・格差社会・抗争・血で血を洗う闘争の時代に・・」
「・・・学園史上最悪の事態ね・・・」
なんか本当にありえてきそうだから困る。・・救世主はまだですか?
「そこでこの問題をどうするかなんだが・・・」
「その心配はいらないわ」
バリバr・・ゲフンゲフン、ガラガラと勢いよく開いたドアの先にいたのは・・・
「橘先生!?」
「どうしてここ・・・いや、どういう意味ですか?」
「さすが会長ね、話が早くて助かるわ」
突如乱入してきた先生、期待していい・・・のか?
「とりあえずついてきなさい。詳しい話は後でまとめて話すわ」
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「ここは・・・」
先生に連れられて着いた場所はこの学園でもっとも偉い人のいる部屋・・・つまりは校長室だった。
「橘先生、いったい何をするつもりなんですか?」
「まぁ・・・見てなさい」
なにやら怪しい笑みを浮かべる先生。何かよからぬ事を考えているのが簡単にわかった。
「「「「失礼します」」」」
「はい、どうぞ・・」
返事を聞き中に入ると、そこには高級そうな肘つきの黒いイスに座ったしわくちゃのおじいさんがいた。
「それで・・何の御用ですかな橘先生?」
「ええ、実は今ある問題が発生しまして」
「問題?」
「はい、この子を見てくれませんか?」
そう言って先生はオレを前に押し出した
「ほぉ・・かわいらしい娘子ですな。それで、この子がどうしたのですか?」
「実はこの子はこの学園の生徒だったんです」
「はて・・?私には見覚えがないのですが?」
「そこにはいろいろと深いわけがありまして・・・」
どうやら先生にとってオレの人体実験は深いわけ程度らしい。
「わかりました。その話はまた後ほど・・それであなたは何を言いたいのですか?」
「はい、実はクラスを新しくもうひとつ作ってほしいのです」
「「「え!?」」」
先生の口から出てきた言葉はオレの予想をはるかに超えたものだった。
しかし新しくクラスを作るだなんてそんなことできるはず・・・・
「だめですね」
「そうですか・・・」
「あなたは自分が何を言っているのかわかってますか?」
「申し訳ありません」
・・・やっぱり無理だよなー
「あなたたちは戻りなさい。私はもう少し話をするから」
怒られている先生をそのままに帰るのはちょっと気が引けたがオレに出来ることは何もなかったので部屋から出ることにした。
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「それにしても・・先生はいったい何をしたかったんだろうか?」
「さっきのにしてもやけにあっさりと引いてしまったものね?」
確かにおかしい。何か仕掛けているかと思っていたが結局何一つ成功していない。もしかして本命はここではないのだろうか?
「まぁ、先生には先生なりの考えがあったんだろう。とにかく俺たちも何か行動しなければな」
「そうね・・・それじゃあね大島君。私たちは生徒会室に戻るから」
「またな」
「ああ、二人もがんばって」
二人に別れの挨拶をすると二人は足早に生徒会室に戻っていった。
「・・・・さて、オレも教室に戻るt「あふうううううううううううん♡!」
「・・・・・・・・・・・」
・・・・聞こえない、校長室からしわくちゃなおっさんの喘ぎ声なんて聞こえない・・聞こえてはならない・・・
「うふふふふ・・・・どうしてほしいかしら・・?」
「あ、あぁ・・・ピーーーーーーーーー」
「へぇ・・・そんなことして欲しいんだ・・」
「ピーーーーーーーーー」
「うふふ・・・最低ね・・・あなたって・・・」
「ピーーーーーーーー」
※誠に勝手ながらあまりにも気持ち悪いので編集をさせてもらいました。
・・・そんな幻聴が聞こえた気がしたがきっと、いや気のせいにきまっている。
しばらくすると校長室から先生が出てきて・・
「話し合いの結果OKが出たわ、喜びなさい」
いやー、さすがせんせいだなー。いったいどんなはなしあいをしたんだろうねー
・・・・どんな話し合い・・・したんだろうね・・・
クロ「どーも、テスト終わったのにストレスがマッハなクロです」
先生「いつも買ってるマンガ雑誌買う→お気に入りの連載終了。ゲームで憂さ晴らしだ!→コントローラー破損。こうなったら外に出かけよう!→雨。・・・見事にコンボが重なったわね」
クロ「なんで俺がこんな目に・・・」
先生「日頃の行いが悪いからでしょ?」
クロ「ですよねー・・・次回に続きます・・」