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第17話 よくもこんなキチガイ学園を!


「さ、ついたわよ」


そんなわけでオレは今生徒会室の前にいる。

ぶっちゃけ、すでに痛みも引いているのでここで治療を受ける必要はないわけなのだが・・・


「?どうしたの?」


そんなオレがここにいる理由はこの人にあるのだ。


「い、いえ・・・あの・・やっぱり・・・」

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・なんでもないです・・」


あの後も何度か断ろうと思ったのだがそのたびに泣きそうな顔をしてしまうため、どうしても断れないでいた。

優しすぎるというのも罪なんですね・・・


「・・・あ、ごめんなさい。それじゃ中に入って」

「・・・失礼します」


こうなってしまってはもうどうにもなんないだろう。

結局オレは今日も(不幸な)運命にずるずると引きずられていくのだった。

-----------------------------

「あれ?」


そこはファイルがきれいに並べられた棚が左右に所狭しと並んでおり、真ん中には長方形のテーブルが四つ長方形の形に並べられている教室だった。

さすが生徒会室、と関心する一方でその奥に誰かいることに気づいた。


緑色の短く整った髪。

形の良い鼻と唇。

切れながの瞳にはメガネ。

体格はがっしりとは言えないもののそこまで悪くはない。

そんな人物がテーブルの奥の椅子にすわり何か読んでいた。


「え!?なんで大地がここにいるの?」

「・・・とりあえずその言葉をそのまま返しておこう」


読んでいた紙から目を離しこちらを向く奥の人物。はて?だいち、ダイチ・・・どこかで聞いたことのあるような?


「そんなことはどうでもいいわ。それよりも・・・・・」

「・・・!ちょっとまて!」


なにやらオレと目が合った瞬間叫びだす大地さん。ただ今までのやつらとは違い危ない感じはしない。


「一応聞いておくが、君は大島優斗君でまちがいないな?」

「あ・・・・はい」

「え?あんたら知り合いなの?」

「いや、知り合いではないが俺が今ここにいる理由は彼に関することでな・・・」

「ちょ、ちょっと待った!彼!?あんたなに言ってんの!?」

「その様子だと、どうやら新聞は見ていないようだな」

「は、新聞?」

「ほら、これだ」

「なになに?・・・・・・!」


新聞を受け取った副会長はピシリ!という音が聞こえそうなくらい見事な固まりをみせてくれた。


「・・・・・・・」

「この調子だとしばらくかかりそうだな」

「・・・そうですね」


--10分後


「さて、落ちついたかな?」

「ええ・・・まさかうちの生徒だったとはね・・・それも男子の」

「騙すつもりはなかったんですけどね・・・ごめんなさい」

「ああ、別にいいのよ。私も話も聞かずにこんなところまで連れてきちゃったわけだし」

「無駄話はそこまでだ。いろいろと時間を食ってしまったからなそろそろ本題に入ろう」


副会長が固まっている間いろいろと話をしていて思い出した。


中島大地(なかじまだいち) 風由学園生徒会会長

毎回しっかりと仕事をこなし成績の方も学園トップクラス、生徒からの信頼も厚く悪い噂も流れたためしがない。そのため副委員長ほど派手さはないものの生徒たちからの支持率は高い。


「えっと・・・本題ってなんですか?」

「もちろん、君のことにきまっている」


会長はさっきからオレのことをずっと呼び止めていた。理由は副会長が起きたらまとめて話すといって聞くことはできなかった。


「それで、その本題っていうのは大島さんのどんなことを話すの?」

「ああ、それは・・・・」


なにやらとても険しい顔をする会長。それほど重大な問題なのだろうか?


「今の君のかわいさがこの学園に与える影響についてだ!」

「・・・・・・・・・・はあああ!?」


いやいや、その真剣な表情と口から出てきた言葉が噛み合っていませんよ会長さん?


「あんたね・・・私たちは授業潰してここにいるのよ・・・」


さすがの副会長もお怒りの・・・


「なんでそんな重要なことを私に話さなかったのよ!」

「お前はその時、鎮圧作戦を実行に移していたところだったからな、話すに話せなかった」


・・・オレの脳内会議がもうどうにもならないという結論にいたったためオレは考えるのをやめた。


「む・・・それならしかたないか。そんなことよりさっさとこの問題を片付けるわよ!」

「そうだな・・・ん?どうした大島君?」

「・・・・・・へ?」


放心状態になってしまったオレであったが会長に声をかけられ目を覚まし(てしまっ)た


「い、いや!ちょっとまってください!」

「どうした?」

「どうした?じゃありませんよ!オレのかわいさってどういうことですか!」

「どうやら君は先ほど起きた事件のことを忘れているようだな」

「先ほどの事件?」


先ほどの事件といったら・・・あの集団オレ襲撃未遂事件の事であろう。


「それがどうしたんですか?」

「君一人のために授業中にも関わらずあれだけの生徒たちが集まったんだぞ?これを問題と呼ばずになんと呼ぶ」

「それは・・・・」


会長の言ってることは確かに正しい・・・・・・・わけねぇだろ!


「・・・いや、そういうのって先生がどうにかするんじゃないんですか?」

「その先生たちも集団の中にいたからここで話し合おうと思っているのだが?」

「・・・・・・・」


オレの救いはいつですか・・・


クロ「どーも 俺、実はテストが終わったんすよ。帰ったら投稿しようとネタも考えたりして なクロです。」

会長「そんなことより言うべきことがあるだろうに・・」

クロ「いや、ホントすんません。金曜更新とか言ってたくせにこんなに遅くなってしまいました・・」

会長「自分からの約束くらいはさすがに守れよ」

クロ「予想以上に疲れていて頭がまったく動かなくてここまで書くのにも一苦労・・・ホント申し訳ない・・・」

会長「そんなわけでこれからはクロの言うことは信用しない方がいいと思いますよ」

クロ「今日中にはもう一話投稿するつもりなんで期待せずに待っていてください・・・それではまた次回に・・・」

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