第16話 ばか騒ぎもほどほどに
クラスメイト×?が現れた!
コマンド
=アたたかう (どうしろと・・・)
まほう (現実をみましょう)
どうぐ (あ?ねぇよそんなもん)
にげる (逃げるが勝ち)
ユウトは逃げようとする。
しかし周りは囲まれていた!
ユウト「なんでさ!」
いや、ホントなんでだよ。
いつの間にやら後ろの方にも女子の大群がおり袋のネズミ状態になっていた。
今夜の夕飯どうしようかな~、などと現実逃避をしそうになった時
「・・・・ん?」
なにやら様子がおかしい。
前方にいるクラスメイト達がいきなりおびえはじめ、後ろにいる女子軍団は殺気に近いものを放っている。
「げぇ、副会長!?」
「ふ、副会長だー逃げろー!」
その言葉がスイッチになったのか、前にいたクラスメイトたちは蜘蛛の子を散らすように自分のクラスに戻っていった。
「・・・・・・」
「君、大丈夫だった?」
「あ、はい。ありがとうございます」
その光景に唖然としていると女子軍団の一人が声をかけてきた。
その女子は身長がやや高く、スレンダーな体系の持ち主で
髪型はロング、髪の色は青で頭には大きなリボンが付いていた。
「私の名前は藤原愁この学園の副会長をしているわ」
「・・・・あ!」
思い出した、さっきからどこかで見たことのある顔だと思っていたがまさか生徒会副会長だったとは・・・
藤原愁 風由学園生徒会副会長
性格はとても厳しく校則違反者には一切の容赦なく制裁を加えることで有名。
その上そこらの男子が束になっても歯が立たないほど強いため「学園の法」と呼ばれている。
しかしその凛とした姿と時折見せるやさしさから男女問わずかなり人気があり(本人非公認だが)親衛隊も存在するほどだ。
「?どうしたの?」
「い、いや何でもありません」
「?・・・まぁいいわ、それよりもあなたみたいな子が何でこの学園の制服を着ているのかしら?それも男子の」
「それは・・・・」
・・・どうしよう・・・なんて言えばいいんだよ・・・。新聞を読んでいないのか、オレの事はまったく知らないようだ。
「それにあなた女の子だからってそんなおもちゃを人前でつけちゃダメでしょ!」
「え!ちょ、ちょっと待った!」
「待つ理由はないわ」
そう言って副会長はオレの・・・
「!?ギニャ~~~~!ストップ!ストップ!」
「え!?ほ、本物!?」
ネコ耳をおもいっきり引っ張られたがそれはオレの体の一部なのだ。簡単にとれるわけがなく体の一部であるため激痛がオレに走った。
副会長はおもちゃだと思っていたのが本物だとわかりひどく驚いている様子だ。無理もない。
「あつつつつつ・・・・」
「・・・・あ!ご、ごめんなさい大丈夫!?」
「ええ・・・なんとか・・・」
かなりの痛さだったがとくに出血などもしておらず「痛かった」ということ以外とくに問題はなかった・・・んだが
「いや・・・これは私の責任だ・・・」
「えっと・・・副会長さん?」
「生徒会室まで一緒に来てくれない?そこで治療をするから」
「いや・・・ですから・・・」
「みんなはもう教室に戻って。今回ばかりはみんなの協力に感謝するわ」
「水くさいですよ副会長!」
「そうですよ!私たち副会長のためなら火の中、水の中なんですから!」
「ははは・・・さすがにそこまではしなくていいわよ」
「ちょっと「「「「それでは!」」」」
「さて・・・ん?どうしたの?」
なんとここでチャンスが巡ってきてくれた。これがラストチャンスだ!
「あ、あの、とくに怪我とかもないんでさっきのは断ろうかと・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・いや、やっぱり痛くなってきたから行こうカナー」
「そ、そうなの。じゃあついてきて」
だがそのチャンスを生かすことができなかった・・・
いや、だって断ろうとしたら捨てられた子犬みたいな目でこっちを見てくるんだもの、しかも涙目で・・・断れないよ・・・
クロ 「どーも、リアルに回答ずらしをしかけたクロです」
副会長「見直しをしてなかったら10点は落としてたわね」
クロ 「そんなわけで現在テスト期間中ということもありましてもうしばらく更新はできないであろうと思います」
副会長「金曜日の午後には暇ができるのでこの小説を見てくださっている人がおりましたら申し訳ありませんがその時まで待っていてください」
クロ 「フリーになったらどんどん更新していくので今回はこれでかんべんしてください。それではまた次回に・・・」