第10話 夢であるように・・・・・いや、あってください
「で?何してたのあんたは?」
「ぐず・・・だでのぜいだど・・・ぐず・・・おもっでいるんでずが・・・」
「しらないわよそんなこと」
目の前にいる人は鬼だ!悪魔だ!オレがどんな目にあったか間違いなくわかっているくせに・・・
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「・・・・・・・・」
オレは今玄関の前に立ち外に出ようとしている・・・・メイド服のままで。
この姫神達の部屋から出てしまえば外にはクラスメイトが待っているだろう。
・・・だがそれ以上にあの人を待たせるのは危険だ。あの不機嫌さを見ればそれこそ何をされるかわかったもんじゃない。
「はぁ・・・・行くしかないか・・・」
覚悟を(いやいやながら)決めたオレは学園に飛び込んでいった。
「・・・・・・・・・・・・」
「「「「「「・・・・・・・・・・・・・」」」」」」
・・・・開始一秒、我、猛獣に遭遇
・・・十分後、意外とあっさりまくことに成功した。追いかけてきた女子はみんな目が充血していて動きがとても怠慢だった。おそらく昨日からずっと探していたのだろう。
・・・その力をもっと有効活用しなさい。
「それよりも急がないと!」
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なんとか校門の近くまで来ることができた・・・しかし
「なんでこんなにいるんだよ・・・」
校門にはたくさんの生徒がおり普通に行ったら間違いなく見つかってしまうだろう。今は近くの木にのぼりその中に隠れている。
「さて・・・どうしたものか・・」
どうにかして校門以外の所から科学室に行く方法を考える。
校門にはたくさんの生徒途切れるのはまだまだ先だろう。
学校の入口は一つだけでそこにも大勢の生徒がいる。
廊下にも何人かの生徒がおり見つかるかもしれない。
周りには木がたくさんあり隠れるのに苦労はないだろう。
「ん?木?」
そこでオレは見つからずに侵入する方法を思いつく。
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「よし、なんとかなったな」
オレはあの後ネコになった身体能力をいかし木から木へと飛び移っていきなんとか廊下に侵入することに成功する。
「お?運が向いてきたかな?」
なんと目の前にはその科学室があった。さっそく入ろうと扉を開けると・・・
「にゃご!・・にゃご!・・・・あれ?」
気がつくとオレは廊下から外に移動していた。
周りには多くの生徒たちがオレを中心に集まっている。
そしてオレの手の中にはテカテカと光るネズミ型のおもちゃがあった。
「「「「「・・・・・・・・」」」」」」」
そう科学室に入ろうとした時、飛び出してきたネズミのおもちゃに心を奪われてしまい我を忘れてそれを追いかけていってしまったのだ・・・そして今
みんなが・・・みんなが・・・オレの事を見ている。
「お・・・お願い・・・・お願いだから・・見ないで・・見ないで~~~~!」
目の前の人の壁をかき分けながら全速力で走った。その間なみだが止まらず、わんわん泣きながら科学室に逃げ込んだ・・・
クロ「どーも、修正!修正!修正!どこをとっても修正!なクロです」
ユウト「とりあえず自分が凡人だということを認めなさい」
クロ「すんません調子に乗りすぎました」
ユウト「まぁ確かに書いてる内は気がつかなかったけどゆっくり読むと誤字脱字、変な表現などなどがたくさん見つかるんだよな」
クロ「そのためちょくちょくいろんな所を修正しています。」
ユウト「まぁ人によっては改悪になってしまった所もあるかもしれないが・・・」
クロ「それを言ったらダメでしょうに・・・それではまた次回に・・・」