プロローグ1人生最悪?の日
初投稿です。よろしくお願いします。
オレの名前は大島優斗高校2年生だ。
身長・体重ともに平均的。勉強も中の上程度。帰宅部所属だが運動は嫌いじゃない。髪は黒でいつもぼさぼさとしている。友人関係は良好。両親は死別してしまったが姉が一人仲も悪くなく貧乏でもない。
いわゆる普通の高校生だった。そうだったのだ。なぜならいまのオレは・・・
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現在午前8時まだまだ寝たりない俺は恐ろしく不機嫌だった。
「優斗~おっはよう!」
「はいはい・・おはようさん・・」
「むぅ~元気がないぞ~もう一度!おはよう!」
「・・・・・・・・・・ぐぅ・・」
「ねるなぁー!」
叫んでいるのは音無舞 幼稚園の頃からの俺の幼馴染だ。
身長がかなり低く凸凹もほとんどないそのうえ童顔ということも重なりたまに小学生と間違われるほどだ。髪型はいつもツインテールで今日も栗色の髪がぴょこぴょこと揺れている。
性格はとんでもなく元気でやたらと世話好き。しかしかなりのドジで何かと首を突っ込んでは問題を発生させるトラブルメーカーである。
ちなみにトラブルの後始末はいつも俺にやってくる、なんでさ?
「あ・あの・・」
「・・ん?」
「お・・おはよう・・ございます・・」
「ああ、おはよう」
今挨拶してきたのは姫神麻衣 舞の友人だ。
髪がかなり長くいつも顔が隠れてしまっているが舞曰く「世界が嫉妬する顔」とのこと。いつも地味な服を着ているが以外にスタイルが良く何でも着こなしてしまう。
性格はとてもおとなしくあまり話すことが得意でないためいつも舞に振り回されている。
余談だが舞と友人になった理由は名前が同じだったからだという。
「ゆ~う~と~」
「・・気が進まんが・・なんだ?」
「あなた!姫ちゃんにはちゃんと挨拶してわたしにはあれってどうゆうことよ!」
「お前にはあれで十分だろうに」
「ぬゎにが十分よ!こうなったら・・・!」
舞から恐ろしい殺気を感じ取りさすがにやりすぎたと思った時。
「はいはいストップストップ♪相変わらず音無さんと優斗は仲がいいね~」
「な!ななななななな・・!なにいってんのよ!」
「あはは~相変わらずわかりやすい反応するな~」
「こ!こここここここ・・!これは違うのよ!」
「なにが違うのかな~」
そ、それは、ゴニョ・・とあれだけ殺気だっていた舞を黙らせたのは中村士郎 俺の友人だ。
長身でやせ形、髪は長くしなやかで金色、顔のほうもかなりのイケメンで頭もよく金持ちであるため恐ろしくもてる。
性格は温厚でやさしいが他人をからかったりいたずらする趣味があり「他人の困った顔を見るのがたまらない」と言っていた気がするがきっと気のせいだ。うん。
「その辺にしといてやれ後でどうなってもしらんぞ」
「う~ん・・まっいっか楽しめたことだし♪」
「私は楽しくない!」
「あれ?そういえば健人のやつはどうした?」
田中健人 俺の友人その2だ。
身長が高く、ガッシリした体系で運動神経は抜群に良く運動部に助っ人をよく頼まれるほどだ。
「ああ健人ならさっき怪我をしていた子猫を治療するとか言って先に行っちゃたよ」
「またか・・・」
健人は一言で表すなら「熱血バカ」であり困っている人などを見つけると助けに行ってしまう習性がある。
しかし手加減ができないうえ頭も回らないため問題をかえって大きくしてしまうことがほとんどで舞とならんで2大トラブルメーカーとして君臨している。
「さて、それじゃ行くとしますか。」
「だから・・ゴニョ・私は」
相変わらず何か言っている舞にチョップをくらわせる
「ッ!いった~い!何すんのよ」
「いいからさっさと行くぞ遅れちまう」
え?と言って舞は時計を確認するとすでに8時30分になっていた。
「ああ~!ホントだ!急がないと!」
「大丈夫!走れば何とか間に合いそうだよ」
「あの・・・それは結局急いでるん・・じゃ・・」
「無駄話は終わり!さっさとしないとほんとにおくれるぞ!」
そうして俺の人生がとんでもなくなってしまった1日の朝は過ぎて行った・・。