それぞれのレスカ ①ブラードン
いつもお読みいただきありがとうございます。
それぞれのレスカは1話の予定だったのですが、とても長くなりそうな予感がするので分割することにしました。追々連結するかもしれませんのでご了承ください。
本当にいつもありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします(^o^)
「やあ、エナック大尉。調子はどうですかな?」
「頗る良好ですよ、ロジワニース侯爵。プール・バーであなたにボロ負けしたこと以外はね。」
「ボロ負けだなんて大袈裟な!たまたまついていただけですよ。」
「ゲームのお誘いならお断りします、こっちはすっからかんだ。」
「ゲームのお誘いではないですよ、パーティのお誘いです。」
「パーティ?」
「ええ。エナック大尉は、セイントレア王女がこちらへいらしてることはご存じですかな?」
「ご存じですかなって、今宮廷でそれを知らない人がいたらよっぽどのもぐりですよ?」
「ほう、そうですか。」
「セイントレア王女がどうかなさったのですか?」
「いや、セイントレア王女リア様は非常にご健勝でいらっしゃるのですが、レスカで働くセイントレア人の兵士に大変興味をお持ちでしてな。」
「興味をお持ち?何故国へ帰らずレスカで働いているのかと?」
「いえいえ、そんな否定的な方ではございません。他国で頑張っているセイントレア人の兵士達を、是非とも直に会って励ましたいと。」
「おお、何と素晴らしいお方なんだ!」
「本当に最高のお方です。」
「遠巻きに拝見しておりましたが、まさかあんな雲の上のお方がそんな風にお考えだなんて!」
「では、話を進めてよろしいですな?日程はまだ未定ですが、場所は我が家で、ガーデン・パーティの形式にしようかと思っております。エナック大尉はセイントレア人のレスカ兵に声を掛けておいて下さい。リア様は若い軍人にも会いたがっておられますので、位や身分を考えずに幅広くお誘い下さった方がよろしいかと。」
「リア王女様、なんていいお方なんだ……!!ロジワニース侯爵、あなたにも本当にありがとう!この借りは必ず……!!」
「プール・バーでね。」
ブラードン・ロジワニースは、にやりと笑った。




