ここはどこだ!?
……「で?ここはどこだ!?」
……なんだ?この声は?
……「おい!答えろ!ここはどこなんだ!」
リアは身体を起こして暗闇を見つめた。
「私も知りたい。お前はどこにいる?」
……「え、俺?」
「そう。」
……「えっと、俺は…………。」
声の主の戸惑いを感じる。
「一方的に喋くってないで、姿くらい現したらどうなんだ?」
……「えっとな、俺は、俺は……。」
「俺は?」
……「俺は……俺は…………多分、お前の中にいる。」
「――――――!!」
……「うん、そうだ。そんな感じだ。」
「何だって!?」
……「おい、お前。ちょっと俺に話し掛けてみろよ。」
「もう話してるじゃないか!」
……「そうじゃなくって。俺にっていうか……頭の中に。」
……こうか?
……そう!やっぱり俺は、お前の中にいるんだ!
「嘘だ――――っ!!」
……嘘じゃないよ!現にこうやって、会話出来るじゃん。
「違う!違う!私は落馬して頭を打ったんだ!打ち所が悪くて一時的に混乱しているだけなんだ!!」
……そうじゃないよ、俺、お前の中にいる感じするもん。ところでここはどこなんだ?俺だって何が何だかさっぱり――。
「信じない!!私は信じないからな……。悪い夢を見ているんだ。寝てるのに寝てる夢は見るもんな。」
……だから、違うってば!
「五月蠅い!!これ以上話し掛けるなよ!私は傷病中なんだ!!」
……元気そうじゃないか。
「話し掛けるなと言ったろ!!……信じない、信じない、私は信じない…………。」
……………………。
「信じない、信じない、私は信じない…………。」




