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2/2

彼らは警察のお世話になるそうです

何と、1日で100pv以上、更にはポイントをつけてくれた神がいたとは私、作者は感無量な気持ちです。(感無量って言いたいだけ笑)

では、又少しでも面白いと思ったらブックマークと評価の程よろしくお願いします!!

ではでは本編でぇ〜

連はきぇぇぇと小声で言いながら魂らしき何かを口から4時間程出していた。そうして吐き出し終えてから、30分程互いに自己紹介をし、それなりに親睦を深めた所から話は再開する。


『全く、何回気絶すれば気が済むんだ?そんなキャラの付け方しても俺達には敵わないぞ?』

と、全くもって的外れな事を言ってきたこいつは、コードネーム『ヤムッチャ』こと矢島俊だ。まぁ、某戦闘マンガの生まれ変わりの様な男なのだ。て言うか本人?サイン貰おうかな?と言うレベルでのかませ犬ポジな奴だそうだ。しかし、本人には全くその自覚がない事だけはたった数分話しているだけでも分かった。

『そうよ、前世から繋がるパトスにより貴方はもう私の眷属。よって貴方はペット属性を既に取得しているわ。良かったわね』

と、迷惑の2文字について2時間程みっちりと教えてやりたいこいつは五条瑠璃。まぁ、見た目はジト目、チビ、ゴスロリ衣装と3拍子揃った完璧ゴスロリ少女だ。うーん実に嫁に欲しい。まぁ、頭があれしてあれじゃなかったらの話だが。因みにこの厨二子のコードネームは『精神疾患』だそうだ。うん、実に的を得ている。

『フフフ、まぁこれからは分からないことは何でも私に聞いてね。あ、それと私の事はお姉ちゃんって特別に呼んでも良いわよ。フフっ』

と、前2人が脳みそパーリーピーポーな奴らだったからまだ常識人に見えなくもなかった。が、彼女は小一時間話ている間だけでもお姉ちゃん呼びをゆうに20回は強制してきているやばい奴なのだ。え、それ語尾ですか?それこそキャラ付けじゃないですか??と、問いたくなったが彼は聞かない事にしていた。何故なら彼女、宝峰望海のコードネームが『三十路』だったと知ったからだ。うん、もう全てを悟ったよね。

『まぁ、餅は餅屋にって言うだろう。こいつはこれでも意外と面倒見が良いんだよ。だから分からない事があったらとりあえずはこいつに聞いてくれや』

と、さっきから絶えずニヒルな表情を浮かべている彼は大国尊と言う名だそうだ。彼意外は20代が2人と三十路おばさんが1人と、それなりに若い部類だが彼だけは40歳程らしい。まぁ、三十路おばさんに至っては正直三十路以上な気もしなくもないが触らぬ神に祟りなしと言う奴だろう。コードネームは『夢幻』。なんか、1人だけキャラと幸が薄そうなおじさんだった。因みにこのパッパラパー組織こと極東陰陽研究結社通称極魔研のリーダーだそうだ。初めて会ったが彼が苦労していると言う事だけは容易に分かってしまった。これからは少しだけ優しくしてやろうと連は考えていた。


そうやって彼は現状を整理しつつ一息ついていた。が、彼がこうして休んでいられる時間はそんなになかった。何故かと言うと彼の不幸なセカンドライフは彼ら極東陰陽研究結社に召喚された事により端を発してしまったからだ。




『やっぱり、やっぱり貴様らかぁぁぉぁぁぁぁぁぁ!!騒音被害にあったと言う通報があって駆けつけたら案の定だ。と、ん?見ない顔だな。まぁ、良い。お前らはまとめて殺処分だからな。顔なんて覚える意味は無いなからな。フフフフフフフフHAHAHAHAHAHA!!』

と、溢れんばかりの怒り、嫌、殺意を振りまいている5人程の男達が急に俺達の前に現れた。

『おいおい。誰なんだよあいつら?ってかすっげえ怒ってるぞ。とりあえず謝っとけって。どうせお前らが悪いんだろ?』

と、連は会ったばかりの彼らに失礼極まりない言い草をしていたがまぁ、間違ってはない所がなんとも言えない。

『すいません。すいません。どちら様か分かりませんが、この90%がバカで残りが水分とゴミで出来てるこいつらが全部悪いんですよね?分かりますよ。僕もこいつらから他の星から勝手に召喚されてしまった被害者なんですよ。アハハ』

………………………………………………………………………

『…え?どうしたんですか?…急に険しい顔して黙っちゃって?……』

連には彼ら粗悪品共を大安売りで売り付ける事に成功したと、喜ぼうとしたが思っていた反応が返って来なかった。と言うよりも皆の視線が一様に集められた事により不安と不安で彼の胸中はいっぱいいっぱいになっていた。流石は小物である。

『そうか。そうか。そうなんだな。お前らが言っていたのは貴様の事なんだなっ!!』

視線だけで人を射殺せそうな形相を彼らは連に向けていた。当然小物な連はそんな目を向けられると今すぐにでも土下座をして足を舐めて許して貰いたい気持ちでいっぱいいっぱいであった。が、小物らしい無駄に高いプライドはそんな事を許しはしないが。

『ちょっ。何でそんなに怒ってるんんですか?しかも僕何かしましたか?してないですよね?っていうかさっきからなんでヤムッチャも瑠璃も黙ってんだよ!!』

『あくまで白を切るつもりか。まぁ、良い。論より証拠だ。貴様がそこの公害達によって召喚された者であり極悪非道な悪人である事は既にわかっている。その証拠にあの騒音機な連中が一言も喋ってはいないじゃないか?』

『あぁ、そうだけどって………え?前半まではそうだが後半の極悪非道ってどう言う事だ?』

『どう言う事だと?そこのゴスロリがいつもの賜っていたぞ。この世の厄災を全て集めてもまだ足りぬ程の闇の王をこの地に召喚し、貴様らを喰らってやるクックック。とな』

「え………………………………はぁぁぁ!?」

『嫌、ちょっと待て!?おい厨二子?どう言う事だてめぇ?どうせかっこいいと思ってそんな事言ってただけなんだろう?どうしてくれんだよ!?何とか言って見ろよ!!おい!!!』

『………そうよ。だってかっこいいじゃない。闇の王』

そう、彼が召喚されたのは別に特段大切な理由があった訳では無い。ただ、かっこいいから、面白いからそれだけの理由だったのだ。

『フッフハハハ!?等々認めたな闇の王!?だがな、運が悪かったな我ら検挙率100%の京都府警に目をつけられたとはな!?グフフフフフハハハハハハハ』

(いや、認めたの俺じゃないよね?ってかどっちが闇の王なんだよ。鏡見てこい!鏡!!おっかない闇の王が写っているぞ!)と、以外にも連にはこの状況で悪態をつける程の余裕があった。何故なら彼には魔法と言う絶対不可侵なアイデンティティがあったからだ。勝手に知らない土地に飛ばされてあまつさえ何の失点も無いのに殺害予告まで受けた、ミジンコ程の彼の器はもう容量いっぱいいっぱいであったのだ。だからもうこうなったら闇の王とやら、らしく魔法でストレス発散しようと考えていたのだ。そして、彼は直ぐに知った。我慢は大事だと。そして、一生後悔する事になるのだ。


『フッフフハハハハハハハ!!そうだ私が闇の王、土御門連様だ!!貴様らが何者かは知らぬが運が悪いのは貴前らの方だったな。この闇の王の逆鱗に触れるとは。喰らえ!!これが神の怒りだっ!霹靂神!!!』

と、彼が操る事のできる魔法の中でも随一の火力を誇る雷撃を放った。…………と言うことは無かった。

『……………………』

『……………………………………』

『………………………………………え?何ででないの』

そう、この世界、地球には魔素と言う物があまりにも希薄だったのだ。だから霹靂神などという膨大な魔素を必要とする魔法は使う事が出来なかったのだ。リトルフレアやリーフカッターの様な少しの魔素でも使える魔法なら使う事が出来、この場を凌げたと言うのに。彼は小物故に少しでも自分を大きく見せようとして失敗してしまったのだ。そして、闇の王(笑)として、極魔研の中でも最警戒人物として日本の警察に目をつけられる事になるのだ。



『…………よし、逃げるかっ!!』

ニコッと、今までの事は綺麗さっぱり忘れたかのように連は極魔研の皆に数年来の友に向ける様な暖かな笑顔を向けていた。どうやら、彼の頭は都合が悪い事は直ぐに忘れることの出来る優秀な頭脳だったのだ。そして、今までつんけんどんだった彼が今までで一番の笑顔を向けてきたから、極魔研のバカ達は彼はもう怒っていないのだと思った。妙に噛み合ってないが、この時ばかしはそれで良かっただろう。


『ふっ。おう、逃げるぞ、連、お前ら!!』

今ここで追いかけられていたのは彼ら極魔研の連中が0~100まで原因だったが、連は彼らを優しき友達だと認識していた。つくづくおつむが平和な男だ。


『逃がすかぁぁぁぁぁぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁあぁあぁぁぁ!!!』


これが、後に伝説を作る土御門連と極東陰陽研究結社の輝かしい?物語の1ページ目だ

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