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異世界召喚は同意の上で

この話は一昨日投稿した物語を改稿した。嫌、改稿しすぎて最早別作品じゃんって言う経緯で出できた話です。ですが、こちらの方がより細かくより面白くなったと言う確信をもてています。ですのでふと手に取ってくれた神にも等しい読者様方達には少しでも頬を緩めて頂けるような作品にできる様努力しております。

では少しでも楽しかったと思えたら評価とブックマークの程よろしく致したます!!

ではでは本編でぇ〜

ここは地球とは異なる世界。地球から見たら所謂異世界だ。この星には魔素とよばれる物がありそれを行使する事で魔法が使える。そんなファンタジー世界なのだから当然人間以外も存在していてエルフや獣耳っ娘、バニーちゃんにとンンンすまない少し私情が入ってしまったな。まぁ、そんな世界なのだ。そして、この物語の主人公の土御門連も正確に言えば人間ではない。エルフと人のハーフなのだ。そんな少し変わった経歴の彼はエルフの膨大な魔素保有量と人間の緻密な魔法操作力で稀代の天才盗賊と謳われていた。

ん?何故魔法使いではないのかと?あぁそれは直ぐに分かる事だ。



~帝都ウィーン・テノープル:王城~

ここはそんな世界で隆盛の限りを誇っていたウィーン・テノープル国の王城内。そして先程の話題に上がっていた連の視点に変わる。


『追い詰めたぞっ!!まさかあまつさえ我ら騎士団が常駐している王城に乗り込むとはな。天才とバカは紙一重とは良く言ったものだな。』

そうまくし立てていた男達はこの王城と王家の方々を護衛する騎士団だ。そして、バカと呼ばれていたのが彼、土御門連だった。

(やばい、やばいやばいよ。本当に今回はまじでピンチなんですけどぉぉぉ!!え、何泣いていいの?っていうか俺の息子の方はもう、少し泣いちゃってるんだけど!!)

『天才とバカは紙一重、か。では団長殿私はどちらの人間なのかな?』

『フッ、フハハハ。どうやらお前はバカではないみたいだな。そう、お前は大バカのバカ野郎みたいだ。まさかとは思うが我ら総勢50名の包囲と貴様のお得意の魔法を封じ込めるアンチ魔法石があると言うのにそんな戯言を言うとはな!』

(フッフフフフ…………ある訳……ある訳、ある訳ないだろおぉぉぉぉぉぉ。こっちは下の息子を泣き止ますのと。心臓を落ち着かせんので精一杯なんだよ!!)

そう、土御門連と言う男は皆が祭り上げる程の男では無いのだ。彼の器はせいぜいがありんこ嫌、ミジンコ程度なものなのだから。確かに彼の魔法の才能は鬼才の域に達しているが内面は自分第一で痛いのは嫌で何よりも楽を優先すると言う粗大ゴミの様な男だからだ。だから、魔法使いでは無く逃げる事が得意かつ楽して稼げる盗賊になったのだ。そして、そんな彼の唯一のアイデンティティである魔法を封じ込められたら彼にはもう良く回る舌位しか武器は無かったのだ。

『貴様は本当にこの俺がよもや無策だと思っているのか?どうやら騎士団も随分平和になったものだな。勿論おつむの方がな』

『ナッナナ何だと貴様ぁぁぁ。今、その言葉がこの世界での最後の言葉になったぞ!!お前らかかれぇ!!!』

(あぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!嫌嫌、いや嘘うそですってぇぇぇーー。なんであんな事言っちゃったの俺のバカぁぁぁ。待って、一生のお願いだからちょっと待ってぇぇぇ!!童貞のまま死ぬのだけは嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ)そう、彼の舌は余計な事をゆう事においては他の追随を許さない程度には有能いや、無能だったのだ。そして、騎士団長の言葉は本当に現実になってしまった。彼はあっさりと殺されてしまったのだ。騎士団長のその刃によって。

嫌、違う。それは起こりえそうで起こらなかった。


何故か突然騎士団の面々が皆、連から一様に離れ各々自分の身体を守る体制に入ったのだ。それは何故かと言うと団長が連の胸元に刃をつきたて様とした数瞬前に遡る。連の身体があろう事か突然光だしたのだ。それも極光と呼べる程の明るさでだ。アンチ魔法石があると言うのに。と、なれば魔法では無い。だったら考えれる事は何らかの方法での自爆と彼らは悟ったのだ。嫌悟ってしまったのだ。あの連が自爆なんて言う格好良い事はできるはずもないのに。まぁ、彼の内面を知らない彼らに言ってもそれは仕方ない事だろうが。ではその光の正体はなんだったのだろうか。その答えは騎士団達は永遠に得る事は叶わなかった。だが、彼、土御門連は直ぐに答えを得る事ができた。



~極東陰陽研究結社:本部~

『臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前!!!』

と、大声で私達は怪しいものですよと言っている様な奇妙な男女4人が俺の目の前で踊っていた。さっきまで死ぬ寸前だったのに。しかも辺りを見渡せばカーテン越しで少し暗くて見えづらいが何やらロウソクやら魔法陣やら良く分からない何かをホルマリン漬けにした容器やらが並んでいた。これは明らかに邪神の類を召喚する所だった。彼には先程の死地の方がまだ平和に思えていた。

『キエェェェエエェェェーーーーーーーーーーー』

『成功したあァァァァァァ』

『キエェェェエェ』

『フフフフ』

と、各々が感無量だと言わんばかりに叫んでいた。そして、連はと言うとだが。どうやら小物な彼はこの状況に順応する事はできずバタンキューしてしまっていた。小声できぇぇぇーーと言いながら。



~1時間後~

『おい………起き…』

『ちょっ………大じょ』

『起きて……下さ………』

なんだなんだ。誰だ?俺は確か殺された筈じゃなかったか。まさかここは天国とか言う所なのか。そうだきっと巨乳な天使達が俺の事を呼んでいr

『ふーーー。起きろぉぉぉぁぁぁぁぉぉぉぉぉぁぁぉぉ』

『えぇ!?』

『あ、起きた起きた!』

『フッ我が眷属よ。ようやく覚醒したか』

『うるさいですよ、全く。これだからあなたはいつもかませ犬ポジションなんですよ。まぁ、でも目が覚めたみたいで良かったです』

と、思い思いに俺が起きた、というより起こされた事に安堵や喜びを示す奴らが目の前にいた。勿論こんなうるさい奴らが天使様なんて言う訳もないだろう。そうなったら世も末だ。っていうかそうだ。思い出したぞ!確かきぇぇぇと叫びながら俺の周りで踊っていたやつらだ。あ、やばい。ここまでの怒りをおぼえたのは生まれてはじめてだった。

『あぁ、なんだ。すまないな大声で起こしちゃってよ。こいつもお前の事が心配だったんだよ。まぁ、分からない事もあるだろう一旦お互いに自己紹介でもしないか?』

と、ニヒルな表情を浮かべた男が俺だけは常識人ですよ。と言いたげに語ってきた。が、俺は覚えてるぞ、お前もあの人の事をバカにする以外に有用性が皆無なダンスをしていたのを。そう、今の連はもう一周回って怖いとか言う気持ちはなくなり怒りの方が勝っていたのだ。あくまで結果論な話だが彼らは命を救ってくれた救世主だと言うのに。と言うか、彼の頭にはもう騎士団との激闘なんて言う物は頭から綺麗に抜けていたのだ。つくづく単純と言うか平和な頭をしている男なのだ。

『おい、ゴラぁ何が自己紹介だ?事故紹介の間違えか?アァん』

事故はお前の喋り方だろう、と誰もが思っただろう。なんだその昭和のチンピラもどきは。

『アァん?こっちはお前が急に意識無くなったから起こしてやったんだろうが?何か文句あんのかゴルァ』

『いえーー!!滅相もありませんっっ!この挨拶は私の故郷での初対面の人への接し方なんすよぉ』

そう、彼は小物なのだ。勝てる相手にはイキリ少しでも怖そうな相手には媚びるそんな小物の中の小物、小物王なのだ。某マンガのスネちゃまもびっくりのレベルだろう。

『コラッ。貴方もそんな態度じゃ駄目でしょ!!でも異世界の文化ってそうなんだぁ。カルチャーショックね』

『え………』

『ん?どうしたの?』

『今なんて?』

『え、カルチャーショックね』

『違う、違う!!いせかいとか言わなかったか!?』

『えぇそうよ。我が眷属。ここは貴方の世界とは異なる概念の世界地球よ!!』

小声できぇぇぇと言いいながら彼は又、気絶してしまった。まぁ、違う国に飛ばされたとかならまだ分かるが異世界は流石に彼じゃなくてもこうなるだろう。そして次に彼が目を覚ましたのは4時間後だった。

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