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退屈な人生に異世界を  作者: 亀頭領
7/8

異世界と神様と職業と 2

ある日その事件は起きたっきゅ


それは国を世界を巻き込んだ大事件の始まりっきゅ


ある5才の子供が初めてのステータスオープンの折りにジョブを授かったっきゅ


ステータスオープン時にジョブを授かるなんてことは前例になくジョブというのは誰であろうとも神様から授かるというのが当たり前であった

その子供は貴族の生まれであったから誰もが貴族と表示されると思っていたが


その子は職業欄が剣士であった 一時は騒然とし

信仰心が強く 神 アリステア が絶対 とする者達が

その者を異分子(神の反逆者)として始末する動きがあったが アリステア様が問題ないとしたことにより死にはしなかった


そして神からお許しを受けたその子の家系が長年魔物の驚異から国を守っている由緒正しき武家のものであったため

その功績を称え神様が祝福してくれたのだとされ 神様が逸物を与えてくださったと喜び

その子を国総出で育てようと決めたっきゅがそこで新たな情報が入ったっきゅ

ある家の子が先天的に狩人のジョブを授かったと その家は普通の村人であったため

大きな混乱を呼ぶと思われたが 今後新たにジョブをステータスオープン時に授かる者がいても問題はないとアリステア様の声があったため

多くの国民はそういうこともあるだろうと納得した

がここで一人の学者がこの二人がジョブを先天的に授かったことには何かの要因があるのではないかと考え二人について調べたらある共通点が見つかったっきゅ


それは二人が幼き頃 物心ついた頃から命のやり取りが身近なものであったことであるっきゅ


剣士になった子は親バカな両親に才能ある子として扱われ本格的な型稽古や魔物狩りにつれていかれたりしていたっきゅ


狩人になった子は父親がいなく脆弱な母と暮らしていたため他の村人から施しを受けていたが

その子はいつまでも世話になるわけにもいかないと 村一の狩人に師事し生き物の殺しかたや気配の消し型などの技術を教わっていたらしいっきゅ


学者は古の事実に着目し秘かに研究を始めたっきゅ ステータスを開いていない子供 特に身寄りのない孤児を対象に剣術講座を始めたっきゅ


孤児はステータスを開くまでは平等に扱われるが 村人であると簡単な仕事を回してもらえ

奴隷であれば奴隷商人に引き渡すことでお金がもらえるため余程余裕のあるところでない限り売られる

そして奴隷となると洗錬の儀を受けることができなくなるっきゅ

貴族だと一度役人に預けられ身元調査が行われる敵国の子であれば爵位によって扱いが変わる

自国や友好国の子である場合は大体が捨て子であるため貴族としてではなく村人生きていくことになるっきゅ

そして魔物や盗賊などがいて命が軽い世の中に自衛もできないでは簡単に死ぬ

その日の生活もままならない孤児では強くなる手段など皆無

精々ガキ大将までが限度であるため

この講座は無料で受けられご飯や寝床まで用意してくれるとあって多くの人を集めた

そしてその試みは成功し多くの子供たちが10才にも満たない年齢でジョブを身に付けたっきゅ


そしてこの事実は大々的に公表され多くの子供は先天的にジョブを授かるのが当たり前になったっきゅがある社会問題が発生したっきゅ


差別といじめっきゅ この方法でジョブを授かれなかった子もいたっきゅその子達は落ちこぼれの烙印を押され”無能”と呼ばれ身分関係なく

いじめや嘲笑の対象 またこの者たちを積極的に奴隷に奴隷に追いやろうとするものまで出てきたっきゅ

この思惑は成功してしまい”無能”の者達は奴隷になってしまったっきゅ

先程も説明したっきゅが奴隷は洗礼の儀を受けられず

ジョブも先天的に授かるシステムが構築されたため

神殿にジョブを持たないものが足を運ぶことはなくなったっきゅ

そしてこのシステムにより悲劇が起きるっきゅ


神殿には神様のお言葉をきくことができるものたちが存在していて権力者同士の揉め事など早急な解決が必要なものの審判の際には神様の御言葉で仲裁などをしていたっきゅ


しかし彼ら神の遣いといわれる特殊な職業の者達は洗礼時に資質あるものに神様が直々に才あるものに授けていたが

洗礼の儀に職業を持っていないものが来ることが皆無となってしまったため

この者たちは徐々に数を減らしていき 神の声の社会的な力がが弱まっていき小競り合いから大戦まで闘いが苛烈していったっきゅ


この事実を憂いた神様がとった手段が全世界にとっての敵を作ることで手を取り合うように仕向けることであったっきゅ





その敵として生まれたのがダンジョンマスターであるっきゅ



次回からやっと主人公が家から出ます


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