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ボールペンを紛失した

 こんな事を考えた:休日の朝八時頃朝食時に、新聞を読みながら数独すうどくパズル欄をやっていた。この時に使っていたボールペンを紛失したのに貴方は気づいた、とする。気付いたのはその日の夕方の午後四時頃。その日外出はしていないのに、幾ら探しても見つからない。良くある話だ。


 ボールペンが何処にあるのか分からないが、失くしてみると長さも7センチだったか8センチか記憶は曖昧だ。確かインクはブルーブラックだったと思うが、ただ、はっきりしていることが一つある:そのボールペンは現時点で、決して会社にはないし、隣の家にもないし、行きつけのスポーツジム内にもある筈がない。だから、ボールペンを求めて、先の3ケ所を血眼で捜索する必要は絶対にない。


 何処にあるか具体的には分からず見つからないが、貴方にはボールペンの「在りか」をちゃんと知っている:自宅の中だ、誰が何と言おうと100%間違いない。

 もし親切な友人がいて、探してやろうと言って、自宅に隣接する児童公園の方へ探しに行こうとしたら、貴方は彼の間違いを「軌道修正」して正しい道へ戻してやれる:そっちの方面へは行くな、不幸な道だからと。


 これは幸福探しと似ている。幸福とはどんなものかイマイチはっきりしないが、但し「在りか」はハッキリしているのではなかろうか? 無論、この場合はボールペンではないから、「自宅内」ではないが。

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