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本当の自信

 自信過剰族として創業者を例に引いたので、自分には手が届かないと思った向きがあったかもしれないが、それは勘違いだ。普通の人でも同じ事が言える:


 会社に入り、やがて班長・主任・係長へと昇進し、課長へと出世してやがて退職する。華々しい経歴が無かったとしても、関係の仕事で力を認められたから班長や主任になれたわけだし、又自分でもその地位への昇進を心の中で「一つの目標」としていたのではなかったか。この達成感が自分の中に自信を形成するのは、確かな現実だ。


 証拠に、長く仕事をしてきた大抵の年配者(或いは、老人)はなにがしかの自信やプライドを自分の中に持っていて、何気ない会話をしていも感じ取れる。この意味で自信のない老人というのは、そもそも世に数少ないのではなかろうか。

 中年女性(女を例に挙げて申し訳ないが)が厚かましいというのは一種の通念みたいになっている。例えば専業主婦であったとしても、子育てという仕事を成し遂げて来た人間なのだから、揺るがぬ自信があって当然だ。人は誰しも任せられた仕事を完遂して、結果として自信が形成されるのがよく分かる。


 自信とはそういうものと思うが、これは「何でも出来る」と思うのとは異なる。実際出来ない事が大いに沢山あっていいと思う。ただ、仮に自分に出来ない事があっても、「他の誰がやっても出来ないだろう」あるいは「自分ならもっと上手くやれる」と確信する事が、本当の自信というものだろうかと思う。因みに筆者はそう思っている。


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