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負けが込んでいる
たまたま、最近日経(日本経済新聞)を読んでいて、書籍の広告で見たが「アマゾン・ランキング1位:自分を信じる力」というのがあった。宣伝文句に、ラグビーW杯日本代表と医学部合格、大けがと過酷な練習、最難関への受験、文武両道の夢をかなえた男が実践して来たのは―――「己を信じる力」だった、とあった。
成程ーーーと思いはしたが、未だ書籍を買ってはいない。買わない理由は、多分筆者にも(書こうと思えば)似たような本が書けそうに思ったからだ。筆者の配偶者は、文章は上手ではないが、訊けばきっと「ヒーチャン(=恥ずかしながら、筆者の名前)より、私の方が書くのは適任だわ!」と言いそうだから、上には上がある。
先の謙虚なリケジョが聞けば羨ましがるに違いないが、恰好のサンプルとして「自信満々の人間同士」がウチでは夫婦をやっている。自信過剰が過ぎると、内心で筆者の方では最近反省をしている。だが、女の方はなお自信が燃え盛るばかりで、家庭内の主導権争いで、口数の少ないこっちに負けが込んでいる。




