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キラキラする言葉

 話が変わるが、学校での勉学や大学の入試なども含めて、教育問題としてこんな批判によく出会う。曰く:我が国の戦後の学校教育は知識偏重(=暗記中心)だったが、これは間違いだ、歴史年代などネットで調べて直ぐに分かるし、光の速さや宇宙の年齢など知らなくても、ネットで瞬時に分かる時代となった。

 だからして今や、百科事典や図書館の昔の時代と違う。今後の学校教育の在り方は思考力を養うべく、「価値判断を行う能力」と「論理的思考で意思決定する能力」こそ大事で、欧米に見習うべきだーーーというのである。


 可成り偉い学者がそう言うし、それがまたあちこちに引用されるものだから、余計に立派な考えに見えて如何にももっともらしい。けれどもーーー、果たして本当に正しいかである。


 例えば「論理的思考で意思決定する能力」なんてキラキラする言葉がまぶされているが、字面じづらを眺めてみれば、実に「曖昧な言い方」だ。具体性が無く、どんなものか手でさわれまい。数字が何処にも存在しないせいかも知れない。


 あにはからんや、筆者は真っ向から先の論理に反対である:先の論者に物事が真に分っている気がしないからだ。

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