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◎第八十九話:「人並みにオゴレや」の話
第八十九話:「人並みにオゴレや」の話
ご存じの人は多かろう、言わずと知れた1.7320508(ヒトナミニオゴレヤ)、即ちこれは√3の値で、2回掛けたら3になる数字である。本当かどうか電卓で掛け算してみると「2.99999997―――」で、9が連続7回続く。偽りなく殆ど3なのだから、凄いもんだ。何がスゴイかってーーー?、語呂合わせを発明した人が凄い。
この覚え方は、中学3年の数学の時間に馬淵先生から教わった。因みに、先生は勉強家で後年大阪府立大学の数学教室へ転籍されたと聞く(もう亡くなられたが)。
若い時に覚えたのは長く記憶しているようで、今でも√2~√10までを覚えているが、覚えていても日常生活で何かトクする事があった訳ではない。学生時代に試験に出題されたこともなかったし、使う必要に迫られた事も過去80年一度も無かった。
√3とは別に、筆者には仕事上で重宝する数字があるので、それらを覚えている:1/5=0.25、3/4=0.75、1/8=0.125などである。算数の九九みたいなものだ。




