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体調がすこぶる良くなる

 ただ、そんな中で一番がっかりするのは鏡を見る時で、顔がどこやらひなびた感じがする程度の騒ぎではない。全体を覆う風化したシミだらけの大老を発見してショックを受けるのは、精神衛生上大変良くない。試練と歴史がにじみ出た風貌と言いたい処だが、しわだって、容赦なく顔じゅうあの手この手で作られており、まるで死人だ。臭いも多分カビくさいに違いないから、こうなると名族のたたずまいも台無し。


 髭をそるのに毎朝鏡を見ない訳にはゆかない。こんな顔を眺めさせられる我が配偶者と「四十三バツイチ子持ち昆布」のガールフレンドの立場を思うと、申し訳けない気持ちでいっぱいだ。こんな事を考えるのは未だに女に未練がある証拠で、これまた困ったものだ。


 目を見張るような華々しい健康法をやっている訳ではないが、実を言うと昼を一食抜いている。食べるとしても精々牛乳1本程度だ。朝はたっぷりやるが、健康法と思って沢山食べる訳ではなく、昼を抜くのだから夕食まで体を持たせるには食べる以外にないと考えるせいだ。何のことはない、普通の人は朝が少食で、止む無く昼をたっぷりやるのと通算すれば結果は同じでウンコの量も同じだから、新発見の健康法という程ではない。


 とは言いながら、体調がすこぶる良くなるから、筆者と同年配の人へは勧めたい処だ。



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