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9割が死ぬ
若いS子を脅しつける積りは無いが、現実を厳しく認識していた方がいいと思うのでデータを紹介して置く:
2018年度一年間の法人起業数は大・小・零細合わせて、約13万社だそうである。
データの取り方にもよるが、国税庁の調べでは10年後の生存率は6%とされている。中小企業白書(ある程度しっかりした中小の製造会社)では26%、因みに、もてはやされて革新的技術で起業したベンチャー企業の10年後の生存率は約10%。9割が死ぬ。
これが30年後となると(国税庁)、起業1万社に対して、生き残れるのはたった2~3社で、天文学的希少で皆無に近い。数値に齟齬があったり、又どのデータを取るにしても、生半可な経営では生き残れないのがよく分かる。
事実、ウチと親しく直接取引のあった会社だけに限定しても、過去30数年間に十数社が潰れたり廃業したり吸収合併されたのを見て来ており、これらが決して珍しい事件ではないのだ。経営者でありながら、基本(=販売)を認識していない人は世に多いと先に書いたが、これを指す。




