やっぱり天国
余った時間を先に書いた東京電力の例のように、社会貢献に使っている。更に時間が余れば、例えば北海道や南九州地区へ他の営業マン達(部下ではない)へ、ヘルプに赴くのである。先の鹿児島への出張もそう。決して会社の命令ではない。いやなに、彼らの売り上げを横取りしようと言うのではない、ただ成績がパッとしない人を助けるだけだ。仕事後に夜に一緒に酒を飲むのが楽しみなのだろう。
自分の収入を増やす訳ではなく、実を言えば、筆者と言えどもK君の本当の意図は良くは分からない。
けれども、(損得抜きでやるから)社内の営業マン達も顧客達も、Kさん・Kさんと頼って来るのは結果として自然である。北海道から九州まで、大手・小企業を含めて沢山ある。必要なら秋田県の沖あい(=洋上風力関係のボルト締め)でも石狩平野でも、気軽に出かける。
人から頼られる事、称賛される事、人が自分の回りに集まるのが彼は「大好き」みたいである。ひょっとすると、スターになりたいのかも知れない。
人間が生きる為に仕事はある。仕事は私にとって呼吸なのです。それくらい自然な事です(スズキ自動車・鈴木修会長92歳の時)の言葉を思い出す。K君の例一つとっても、ウチが「どんな会社か」が分かると思う。好きな事がやり放題だから、やっぱり天国に違いない。




