表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
887/1695

突っ張るばかりの男

 と男である筆者は考えたものの、女の側の本音はどうかと思った。ウチの夫婦は懇談が多い。懇談とは懇( ねんごろ)に行う談話で、ウチでは多すぎる嫌いがある。毎回懇談で配偶者が99%しゃべり筆者は1%であるが、彼女はこうしゃべった:

   

「女は人類の発展や進化論の為に生きてるのじゃないわ。自分の幸せの為に生きるべきよ」

「確かに、そりゃそうだ。イチ女にとっては、人類の幸せは一番目じゃないよな」と、筆者は賛同した。この点については一致していてもそれが何故かについては、意見が分かれるのだが、家庭平和の為を思って異論を挟まない。


「強くなった女を、男が敬遠しがちになるというのは分るわ。やたら突っ張るばかりで、男って案外気弱なのよ」と、ややさげすんで図に乗った。

「だろうーーー? 男が敬遠するから少子化になるんだよ。これ、進化論の積りなんだけどよ」と、筆者。

「それに女は、国の少子化防止政策の為に生きてるんじゃない」

「そりゃそうだ。女の幸せの為が一番で、国に協力するのは三番目位でいい」と、こっちは議論を避けながらも油を掛けた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ