ココ・シャネル
筆者が時代錯誤な人間と誤解されそうだが、決してそうでもない。筆者はむしろ女性にエールを送りたい方の人間で、しっかりした強い女性が好きで、筆者の配偶者もそうで、多くはないが知り合いの幾人かの女性もしっかりした人達である。余りにおんなおんなした女性は、若い時から苦手だ。髪も若い女性に多いロングヘアよりも、活動的に見えるショートカットが好きな位だ。
例えば「私は頑固で偏見、成功の秘訣よ」とココ・シャネル(=シャネル社創業者)は言っている。短髪の鉄の女で、筆者にすればほれぼれする言葉だ。
けれども筆者のような嗜好は、男性の中で少数派ではないかと思う。大多数の男はロングヘアが好きなようだし、しっかりした女性を敬遠しがちだ。この意味で、女性はダーウインの進化論を尊重すべきかも知れない。進化論は民主主義に似ている、大多数の男が全体を支配しているからで、筆者一人の好みは通らない。
メルケル首相のような少数の成功者を見て、女が自分も成功出来ると判断するのは早すぎると思う。
とは言っても、男達より知性が遥かに勝った女性たちに、離婚を防ぐ為に今更昔のように男の配下に付けとか、女性は大学に行くなとか、ダーウインの進化論を信じるなと、時計の針を逆にはもう回せない。世界的な男女対等と民主主義の潮流は変化しないだろうし、人類進化論と男の選択権を主張する政治家がもしいたら落選する。国の政策として男女の関係を進化論に沿って変えるのは不可能に近いから、少子化の流れはもはや変えようがないだろうと考える。
人口の減少と少子化の問題は、思ったより根が深く、だから千年後に日本人は存在するのかと先に書いたのである。




