表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
866/1692

ふぐ毒

 女同士の戦いとは別に、周りには筆者以外にも独身男子社員も多く居たが、何か気後れするらしくL子と話をしながらも遠慮気味であった。そんな男は大体において頭は凡庸だったから、正しく言えばL子にやり込められて、体よく「お払い箱」にされていたのである。


 幸いと言うべきか、同じ輸出部内に棲んではいたが、筆者がL子と仕事上で接触する機会は無く、言葉を交わす事は一度もなかった。フリーテニスで対戦する機会もなかったし、遠方から時々観察をしてはいたが、自ら近づいてふぐ毒に当たって痺れるような真似はしなかったのである。

 しかし嘘か誠か、ふぐの肝は猛毒だが痺れるほど味は旨いそうだ、とは生還した人から聞いた話である。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ