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時間の関数
習い始めた中学生の時から、英語の科目は好きでも嫌いでもなかった。大学入試に失敗して一年浪人したが、英語の勉強というのは時間の関数だから、この時に力が付いたと思う。次年度の入試では英語に限ればほぼ満点に近かったのではないかと思う。だからと言って、その後どういう事もなかったが、丁度我が国の経済が世界に向かって急速に進展し始めた昭和36~40年の頃で、国際化の幕開け時代だった。
学生の身ながら、筆者もそんな世の動きを肌に感じていたから、先に書いた通り英語は好きでも嫌いでもなかったが、将来どの道に進むとしても英語が重要な知識になると、そんな気がしていた。それは表面的に英会話に上達する必要があるというよりも、読んだり書いたり英語を使いこなせる必要があると感じていた。




