表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
812/1693

近代化へ脱皮する節目

 さて、筆者との喧嘩を通じて、FN社の部品の製造経験は、ミロク社に加工精度に対する認識の重要性と、銃の製造において会社が職人芸から近代化へ脱皮する節目になったのは間違いない。多大な貢献者である。

 そう自負しているのだが、残念な事に筆者の銅像がミロク社の広い構内に、建てられたとは未だ聞いていない。その内除幕式に主賓として参列したいものだ。


 なお、ミロクで部品を作りFN社で組み立てられていた名銃ブローニングAuto-5は、筆者が会社を辞めた後の2000年頃に生産取りやめとなったと聞く。さもあろと(今の)筆者は内心で思う。スポーツ銃、或いは狩猟用とはいえ、生き物を殺す道具なのだから、もう時代の流れに乗る事はないだろう。我が国で刀も弓矢も作られなくなっているのと同じだ。


 なお、筆者はそのように生産減が兆し始めた頃、つまり完全に生産中止になる15年ほど前に、解雇され職を失った。本社ベルギーへ来るかと上司に声を掛けられたが、割り増しの退職金を貰って辞めた。当時700万円程だったか。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ