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低級と高級

 開発でも研究でも(現象を)「良く観察する」のが大切と先に書いたが、この部分に少し触れておきたい。何気なく見える言葉だが、「観察する」だけでは足りない、「良く・観察」である。例えばこんな例を挙げたい:

    A(低級)     B(高級)

    ★ここに図あり   ★ここに図あり

 

 AとBは同じナットである。Aのねじ部には一般市販のつまり「低級潤滑油」を塗布し、Bには値の張る特殊な「高級潤滑油」を塗布している。振動を受けた時にどちらが先に緩むか、潤滑油の性能を比較したいのだ。それ以外はAとB両方を全く同じ条件下で締め付けて、同じ条件で揺らしてみた(=振動を与え続けた)。


 3時間揺らしたがAもBも両方のナットはビクとも「緩まなかった」とする。いや、実際に緩まなかったのだ。何の変化も起きず結果も得られなかった。設定した実験条件が良くなかったのだ。大抵の人は実験は失敗だったと考え、結果に従うしかなく、ここでお仕舞いとなる。多くの人がそうで、多くの人に罪は無い。

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