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凄まじい費用

 ナットを回したら下に敷いたワシャーがナットと一緒に連れ回る時もあるし、運よく連れ回らない場合もある。

 (★図があります) ワシャは回るか?


 連れ回るか回らないかの境い目は、偶然とデタラメと作業者の運次第で決まると、誰もが信じていた。ネジの専門学者もエンジニア達もそうで、筆者も例外ではなかった。小さな事は、人は気に掛けることなく平気で見過ごしているが、時に誰も知らない真実がそこにある。

 筆者が他の人と違っていたのは脳が良かったのではなく、たまたま同じナット(=M16:ボルトの直径が1.6センチ)を何百回となく、締め緩めの作業を繰り返した事だった。


 (★作業の写真があります) M16ナットの締付け作業


 全く関係の無い他の実験の必要上単調な作業をやらざるを得ない事情があったからで、外の人は断じてこんな仕事をしない。その意味で筆者はラッキーだったかも知れない。当初はナットの下にワシャは無しだった。締め緩めを繰り返しやっている内に、当然ながらナットにこすられて床面が傷つき、やがてボロボロに傷んだ。


 床面保護の積りでナットの下に市販のワシャを敷いてみたが、結果は同じ。安普請の実験機器だったが、ついに床面を新しいものと交換しなければならず、これを繰り返したから余分な費用が8万円ばかり要った。月間売上約五千万で利益はその半分と噂される会社だから、どうって事の無い支出と思うが、(筆者の配偶者に言わせれば)凄まじく無駄な費用が掛かった。


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