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三角形は180°
普通発明や開発というと、先に何か目的があって工夫をして、やがて目的を達成するという形をとるのではないか。例えばコロナのワクチン開発がそうだし、外にも小型化しようと目指して、巨大であった電算機がパソコンになっているのもその例。
これに対して、例えば三角形の内角の和は(どんな三角形であっても)180°というのがある。
図(ここに三角形の図があります) A+B+C=180°
中学生でも知っている手垢にまみれた知識だ。けれども大昔なら誰も知らないから、この事実に貴方が世界で「最初に」気づいたとしよう。これは初めから180°として元々ソコにあったもので、ラッキーな事に、たまたま貴方がそれを見出したとする。発明ではなくて発見だ。
先の未だ販売を開始していない残り3件の発明(=と言っているが)は、これに似ている。何か新しい事業へチャレンジしようというなら勇ましいが、そうではなかった。発明しようという意思自体が筆者に無くて、何か別の現象を理解しようとしていて、偶然に気付いたからだ。発見に近い。




