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ピリオドまで

 男の寡黙な傾向は、言い換えれば女の側の聞く時間が「短くて済む」から、女は楽で特別な努力は要らない。逆に、おしゃべりな女の為に男の聞く時間は「長く」ならざるを得ないし、聞くための辛抱という努力も要る。しかも女のおしゃべりは避けられない生理現象と言うではないか。

 会話に関して、初めっから夫婦の男女関係は不平等からスタートしている。しかし、いいじゃないか、それが男女の違いだと思う。


 結婚生活を永く維持させるかどうかは(女側よりも)むしろ男の側の努力に掛かっている、というのが私の考えである。私が女に甘いから言うのではない。譲歩の程度は不平等であってよく、会話に関する限り男の側に「より多くの努力と忍耐」が求められる。


 けれども男女双方にとって不幸な事に、これを認識している男の数は極めて少ない。問題の所在にすら気づいてないし、それが問題なのだという事すら夢にも思わない。生涯気づかないままの男も多い。気づける男は10人中精々1~2人か、いやもっと遥かに少ないと思う。


そう書くと、如何にも困難な努力を要求するように見えるが、なにやる事は逆立ちするほどには大した事ではない:「女のおしゃべりを真剣に、最後のピリオドまでちゃんと聴く、しかも何ら反論せずに」である。



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