女が180人要る
けれども大した根拠は無いのだが、販売価格は7(ボルト):3(ナット)位だろうと勝手に考えた。8:2とも考えたが、敢えて不利な方の推測を優先した。となると先の数字から、ボルトだけの年間出荷額は4480億円(=6400x7割)となる。
ボルトといっても、小径から大径まで様々だ。「連れ回り止め」の相手として、例えばM3程度の小径ボルトなら余り関係がない問題と思う。従って、再度大した根拠はないが、ウチが相手とすべき大径ボルトの販売額は全体の1割程度だろうと考えた。筆者の考える大径とはM20程度以上としよう。
となると、大径ボルトの生産額は448億円(=4480x1割)。ここが肝心だが、仮にウチの取り分をその2%とすると、原価無しだから年間まるまる約9億円(=448x2%)の儲けとなる。特許期限は20年だから、9億円x20年→ 180億円の大儲けである。ウッシッシ! 1億円の家が180軒建つから、住まわせる彼女が180人は要るなーーー。体力的に、これは事だ。
話半分として90億円。話1/3ならたった60億円になるが、だからといって月間五万円の小遣い額から見れば、不満の口をたたくほどではない。
(明日へつづく)
余談の続き:
液体→固化する、場合の体積の膨張をどうやって測るか?
液体の体積をまず測定しないといけないが、定規で測る訳には行かない。考えた末、こんな方法を思いつきました。(図が見れない人の為に)念を入れて説明します。
①手始めに、ボルト頭と床面との間にセンサー(=正確にはロードセルという)を挟みます。
このセンサーはボルトの引っ張られ力(=軸力)を測定する為のもので、力がデジタル表示される機器です。ウチにあります。
②ボルト頭とは反対側にあるナットの下に「普通の平ワシャ」を敷きますが、ワシャの裏側(=床へ接触する側)へは接着剤「ネジロック」(液体)が塗布されています。注意して、液がねじ面に決して垂れない様に、「ワシャ裏側だけ」に薄く均一に塗布されています。このネジロックは「嫌気性」があり、空気に触れているときには液体で、空気(正確に言うと酸素)が遮断されると個体に変化する不思議な性質があります。
③次に、(ワシャは回転しないようにして)ナットだけを力一杯締めます。当然ワシャは床面へぴったり強く押し付けられますから、ワシャ裏面と床面の間にあった空気は押し出され(遮断され)、ネジロックは「固化」を開始します。
④最初ナットを締め付けた瞬間に、デジタル表示された軸力を読みます。仮に100だったとしましょう。
⑤固化が進み数時間後に液体が十分固まった時に、再度デジタル計を見て、もし軸力が仮に105となっておれば、元の液体が5%膨張していることになります。そうじゃない!?
さて、膨張したか膨張しなかったか、どの程度か、測定の結果は?




