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改善に使える

　取り敢えず、先の通りウチの製品への応用を思いついたが、世の他社製の「緩まないと称する」ボルトやナットへの応用が利くと思うから、ライセンス料を貰って特許を「使わせよう」と考えている。

　裏側を少し凹ませるだけだから、その気になればコストを掛けずに誰にでも直ぐに真似ができる。あちこちからコピー商品の出現である。多大なエネルギーを掛けて違反者をモグラ叩きで摘発する労力を取るよりも、いっそのこと技術を筆者一人で独占せずに希望者へ広く使わせてやって、ライセンス料を貰う方が現実的だと思う。

　そう書きながらも思いついたが、世界的なワシャメーカーのノルトロック社のワシャーは品質が優れているのに、製品の唯一の欠点に悩まされている。ボルト頭側の連れ回りを止める事が出来ず（不注意に使うと）「機能が不安定」（＝５８％の確率で簡単に緩む）になっているのだ。

　当発明品がこれの「完全な改善」に使える。ここは大手だから、ライセンス料は沢山貰おう。そう、ノルト社と似たメーカーがもう一社あったなーーー、ドイツのハイコ社もだ。ゆっくり数えれば未だありそうだ。