他への応用
次に特許とは別に、開発した技術を他に「応用が出来ないか」と考えている。例えば、ウチの既製品の「テンションナット」(=下図:一番最初の開発品で既に市場に投入している)のワシャ部への応用である。
(★ここに図があります)
上の製品は二つの部分からなり、下のワシャは特殊な形状で緩み止めの機能を有している。ワシャの裏面(上の図で裏面は見えないが、一種の技術なので裏面をあまり見せたくない)には、「特殊な形状」の逆目の「ギザ」が付いている。
ワシャ本体が「連れ回らないように」するのが目的でそんな風に裏面にギザを付けているが、案外コスト高についている。ここへ「非回転の機能」を導入し以下の図(=今度は裏面が見える)の通り凹みのある単純な平面で作れば、ワシャの製造コストを40%削減出来ると分かった。実験で性能を目下確認中だが、ポジテイブな(前向きな)目算がついている。
(★ここにも図があります)
コスト削減になるが販売価格は変えないから、利益率が向上する。現在の在庫がはけ次第、上の仕様に改良するが、ワシャの外径が本体径より「やや」大きくなる。




