おまけ
9.オマケ
さて、以下はオマケである。先ほどの図を再登場させる:
(★ここに図があります)
図の右側のボルト頭直下にあるのが「連れ回り防止ワシャ」(=斜線部)である。このワシャとボルト頭を「一体に」作ればーーーどうなるか? ワシャは不要になってボルトだけになり、以下のような形状の物が出来る。
(★ここに第一図があります)
↑ボルト頭が連れ回りしないのなら、頭をスパナなどで止めておく必要が無くなるから、頭部は丸形でも構わないと考えた結果である。ボルト頭の裏側に凹みを付けてある。右側は、汗っかきの為に手が滑らないデザインにした。丸形にすると、反って普通の六角頭付きボルトよりも製作コストは安いかもしれない。これらも特許の端に加えた。
(第二図)
(★ここに第二図があります)
↑どうしても頭は六角にしたいという天邪鬼の為に、こんなデザインも特許の端に加えた。
(第三図)
(★ここに第三図があります)
↑これは先の「第二図」からの連想ゲームで思い付いたもの。締め付ける時に「両端がナット」の場合の応用例である。左側は通常のナットで、右側が「連れ回り防止ナット」で裏側を同じ原理で凹ませてある。
第三図で締め付けるのは飽くまで左側の「通常の」ナットでなければならない。面倒だからといって決して右側の「連れ回り防止ナット」を締め付けてはいけない。理由は締まらないからだが、連れ回り防止(=すなわち非回転の機能)の威力はそれほど強力なので、ナットが締まらない(=軸力が出ない)からだ。これも特許の端に加えた。
「非回転ワシャ」という最初のたった一つのアイデアが次々に今まで世に無かった新しい製品に生まれ変わって行くのが、愉快に感じた。しかも売れそうだからーーー。




