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彼も信用した

 これからの世は、バケモノみたいな連れ回り防止の治具もスパナもハンマーも、買うための十万円も不要になる(筈だ)。連れ回り防止工具を専門に作ってボロ儲けしている会社にとって、寝耳に水のニュースとなる。世の終末を呪いながら、遅かれ早かれ潰れるかーーー。


 何も風力発電業界のボルト作業だけに留まらない。建設業界を含めてあらゆるボルト作業において、作業の様子が著しく変わるだろう。楽になる。


 楽な世の到来を予言しつつ、テスト結果を弁理士に伝えると、「キャー素敵、死ぬ・死ぬ・死ぬ!」と三度うめいたから、さてはコロナ禍かマゾの性癖かと疑った。先の「非回転ワシャ」に追加して、これも「連れ回り防止ワシャ」として特許申請する事にした。追加の序文を書きたいと向こうから申し出たから、やっと彼も信用したようだ。




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