赤信号
ケース①
日頃会社で一緒に仕事をしていても、社員達に対して私の方が「違和感」を覚える時がある。そんな違和感に次第に慣れてはいるけれどもーーー。果たして、私が正しいか社員が正しいかである。一例を挙げる:
貴方が車を運転していて、150m先にある次の信号が「赤に変わった」場合を想定する。周りに他の車は無い。運転する人なら珍しくない場面だ。この場合貴方は普段「どんな運転」をしているか?である。
私は専門家ではないが、こんな時「生の自分」が出る気がする。これで人生が180°変わるかも知れないと思えば、重要である。
(私の観察によれば)この時多くの人はアクセルを踏み込まない。「赤信号に合わせて」車の速度を抑え気味にするようだ。そのように見える。速度をトロトロとわざと落とす人さえ居る。急いで行ってもどうせ赤信号で待たされるから、と思うからだろう。
けれども、(赤信号で待たされるのを承知しながら)信号手前まで車の速度をそのまま維持するか、反って速度を上げ気味にする場合もあるーーーのが、私である。無論、上げ気味にしても信号手前で急ブレーキを掛けて急停止するような無茶はしないし、飽くまで滑らかで安全な停止を心がける。
もし同乗者がいる時は(不安を持たせない為に)そんなプライベート流儀はやらないから、私一人の場合に限る。要するに、赤信号手前まで「ゆっくり進む」か「急いで進むか」である。これを大きな違いと見るか小さな違いと見るか。




