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知恵がある

 日本の経済は様々な問題に直面している。ウチみたいな小企業だけの話ではなく、読者の多くが勤務している大企業にも当てはまる。


 その一つが人口の減少で特に若い人(=働き手)の減少。戦後時代の爆発的な繁殖は昔の話で、独身の数の増加、離婚の増加、夫婦が子供を生む数の減少が背景にあるから、問題の解決は一筋縄では行かない。非正規社員の増加もこれを積極的に助長している。減少を止められないと私は思う。


 けれども、だから「日本の行く末はダメだ」と悲観的にいう積りはなくて、それに見合った生き方をすればよいと思う。私は肯定的に捉えていて、むしろ今の人口が多すぎると考えている位だ。


 人口減少が為に起きる国全体のマイナス(=サービスの低下などを含めて、これを生活水準の切り下げといってもよいと思うが)を、マイナスのままにせずむしろ欲張って一層良くしたいなら、私達が採る道は国全体の「生産性を上げる」外に無く、中心となるのは技術革新と人の考え方の革新しかない。それだけの話と私は思う。


 今まで5人でやっていた仕事を一人でこなせるような技術が出来れば、生産性が5倍になるから間違いなく豊かな生活を享受出来る。これは農業の分野でも同じと思う。

 考え方として、定年後の消費生活を止めて(今より)「長く働く」のも、女性の「更なる活用」も生産性を上げる手段の一つだ。細かく言えば、歳が入っても介護人無しに一人でトイレが出来る年月をより長くするだけでも、生産性は二倍になる。医学の進歩がこれに貢献する筈と思う。


 産業革命を引き起こした蒸気機関の発明から延々200年以上、これまで人類は技術革新を絶え間なく行い生産性を連続して高めて来れたのだから、今後もソレが出来続けて行く知恵が人にはある筈と思う。


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