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カンガルー②

 海外の取引先との重要な折衝は、(重要なだけに)私が直接やっていたから、身近に居ながら息子達の語学力の未熟さに案外気付かなかった。しゃべれなくてもいいが、ビジネスでは先ずまともに英作文が書けなくては、それが商売道具でありメシの種なのだから、話にならない。こっちの迂闊であったーーー、弘法も筆の誤り・サルも木から落ちる・バカは死ななきゃ治らない、みたいな話。


 申し遅れたが、長男・次男と二人いる。気質に合わせてそれぞれ経理面と営業面を担当し、社内で辣腕を振るっているーーーと言えば、うっとりする程聞こえは良いが、実はこっちの丸抱え。育ちの良さも手伝って、野性味あふれるオオカミやワニには見えず、むしろカンガルーに似ている。


 二人とも語学学校へ真面目に通っているのだから、不出来は実に不審としか言いようがない。



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