ラッキ-
++++商品と価格表の二つだけを持たされて、一人でよう売ってくる学者やコンサルタントが居るならば、その時、その人の言う経営学は本物です。
2.ラッキ-
ウチでは、儲かっても株主への配当金を極端に増額したり、余分な投資をやらない。お陰で、(資本金1000万円の規模から見ると)多額な社内留保金(=社内貯金)がある。もし、これを全て株主配当金として分配すると、私も株主の一人だから、最近新築したのと同じ家が三軒余分に建てられそうだし、ドイツの複数の株主達は、それぞれかなりな高級車が複数台買える。
ですから、「貯めた金を何処へも投資をしないのなら、増配(配当金を増やす)せよ」と、私以外の株主達は、大合唱。困ったものです。が、「頑として」ここの社長は応じない。株主総会で彼らを向こうに回して、そんな私一人の「我がまま」が通るのは、二つの理由があります:
①設立以来三十年間利益を計上し続けて、一度も赤字に陥った事がない事
②そんな便利な私を(増配してくれないからといって)首にした処で、(それ以上にやれそうな)「替わりの人材」が居ないーーー、これはラッキー!
となれば、彼らもシブシブ黙らざるを得ません。そうーーー、会社の経営は「実力主義」、決して民主主義ではありません。それはともかく、結果として、会社は銀行借り入れ(=借金)はゼロとなっている。