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◎第三十五話: 信長の話

◎第三十五話: 信長の話


1.本物かどうか


 また経営の話: 

 最近の経営学では、会社にお金を溜め込む(=社内留保金の増加、いわゆる貯金を増やす)のは、資金効率が悪くて、時代遅れな経営という風潮があります。これは、どうやら私の事のようです。銀行に金を貯め込まずに、「更なる金儲け」の為に使え・投資せよ、です。


 (溜め込んだ)10億円を使って2億円を稼ぐより、(溜め込まずに、例えば)5億円しかなくてそれを使って2億円を稼ぐほうが、恰好好くて経営者の腕が良いという論理でもある。確かに恰好は良さそうだが、この話を必ずしも私は信用していません。


 かって昭和の後期、「経営学入門」という学者の書いた本が、ベストセラーになった事がある。余程外に売れる本が無かったのでしょう。釣られて、当時いちサラリーマンだった私も読んだ。将来自分も「経営者になろうかいな」と思ったから。


 けれども、本の理論に基づいて、この学者が親から継いだ自分の家業を経営した処、見事失敗して倒産させてしまった。けれども不死身の男でした。照れ隠しに、体験を基にその後しぶとく「倒産学」という本を書いたとかーーー。そんなおかしな話が、実際にありました。

 学者は経営学を良く知ってはいたが、生きた会社の経営を知らなかった良い実例です。


 私に言わせれば、売り上げさえ順調に上げておれば、経営学も会計学も、人使いの法を知らなくても、会社というものは上手く行く。「稼ぎに追いつく貧乏無し」の言葉がありますが、これは真理で「稼ぐ」とは即ち、「セールス・販売」の事。商品と価格表の二つだけを持たされて、一人でよう売ってくる学者やコンサルタントが居るならば、その時、その人の言う経営学は本物です。




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