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あのねえ、君

++++やってみなけりゃ分るまいが、隣室のFaxを使ってみなさいっ!

A女: やって見なくても分かりますわ。彼ら二人はグルなんです。


2.あのねえ、君


社長: バカな! Faxの事を、彼とか彼女とかグルとか、変な言い方をするんじゃない! 君の話を聴いていたら、まるでFax機同志が示し合わせてストライキをしている見たいに聞こえるじゃないか。

A女: 社長は知らないんですわ。最近のFaxは感性が優れていますから、ストライキくらい平気でやります。

社長: うむーーーー?

A女: ーーーー?


社長: あのねえ、君ーーー。

A女: 何でしょうか? 上目遣いでそんな流し目をしないで下さい、社長の顔を正視できませんわ。私をもてあそぶと、奥さんに言いつけますよ。

社長: うむーーー?


A女: そんな関係になったら困りますわ。私、彼が居るんですーーー。うかつに、挑発を仕掛けないで下さい。


社長: ねえ君、誤解しちゃいけない。今はFAXの話をしているんだよ。君と関係を持ちたい訳ではない。それにしても、誤解というのは常に起きるものだなーーー。確かに君の言う通りかも知れんな。ワシも神様じゃないから、FAXについて仕組みを何でも知っているという訳ではないーーー。

A女: でしょうーーー?


社長: Faxの調子が悪くなるのは、どうせ外の社員の使い方が荒っぽいせいなんだろうよ。もっと大切に扱わなくちゃいけないな。君、使い方について「注意書」を今日中に作って、機械の横に張り付けておいてくれないか?

A女: 分かりました、社長、私に任せて下さい。そういうの、得意なんです。

社長: ーーーー?




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