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第六百二十五:泰子さんの話(522) ★運と不運の話

第六百二十五:泰子さんの話(522) ★運と不運の話


 人生には運・不運がある。残念ながら人生でこのインパクトと影響は非常に大きい。運は自分で作りだすものとか、引き寄せるものとか、運も実力の内と言ったりもする。


 落下して来た隕石に当るみたいにアクシデント的な不運もあるが、人生の分岐点でAを選択するかBを取るかの、自分の意志が介在するような選択的な運・不運もある。今回取り上げるのは意志が介在する後者の話だ。例えば結婚の場合などもそうなる。C男とD男と、どっちを夫に選ぶかによって、特に女の人生の幸不幸の決する時が今の時代でも多い。カスを掴んだらお仕舞だ。


 若い時にはそんな経験はないが、長生きをすると自身の人生だけでなく、自分と並走して生きて来た知り合いの人の長期的な運・不運と人生の起承転結も眺める機会が増える。それは仕事上で知り合った人の一生であったり、同級生であったり、自分の兄弟であったり、幼いころから見て来た親戚の人の一生であったりする。私の場合、初恋の人の生涯も眺めた。


 例えば、A君は中学生の頃から勉強熱心で成績も良かった。結果的に国立大学に入り、そのまま居ついて大学教授の人生になったーーーと知って、何となく起承転結にうなづけたりする。そんな中で第三者が眺めて最もうなづけなさそうなのが、恐らく私の人生かという気がする:なんであの男がそうなるんだーーー?みたいなものだ。


つづく

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