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第五百十八:泰子さんの話(415) ★聚楽館の話(3)

第五百十八:泰子さんの話(415) ★聚楽館の話(3)


(父の記述へ戻して) 建物が立派だっただけに、終戦後聚楽館は暫くの間米進駐軍に接収されていた。自分は当時兵庫県の渉外事務局職員として、関係の仕事に携わっていたので思い出が深い。米軍へ貸し出す賃貸料の算定とか、その後接収が解除されて所有者の松竹(株)へ返還するに当たり、そこの人達と何度か協議を重ねた事があった。

 聚楽館の支配人は当時西村という人で、何度か館の優待券を貰って大変嬉しかったのを覚えて居る。


 新開地の街とその象徴の聚楽館の栄枯盛衰を、生涯を掛けて私は眺めて来たことになる。時代の移り変わりに連れて街の賑やかさはやがて神戸元町に移り、それも今や最大の賑わいは三宮センター街と移った。戦争直後の新開地のかっての賑わいは寿命と使命を終えたみたいに、今や廃れてしまっている。


つづく

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