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第四百六十一:泰子さんの話(358) ★ガザ

第四百六十一:泰子さんの話(358) ★ガザ


 中東域でイスラエルがガザへ執拗に攻撃を続けている。

 当初、ガザに拠点を置くハマスが突然越境しイスラエル側を攻撃し、約200人の人質を連れ去った。イスラエルの報復で戦争が始まった。当時はハマス側の侵入と破壊行為が国際的に非難された。しかし戦争が長引くにつれて、軍事力で優位なイスラエルが「過剰報復」として、今度は逆に非難されるようになっている。非難の矛先が変わったのである。


 ハマスとイスラエル間の歴史的な確執や正当性をここで議論する積りは無い。というよりむしろ正確な事情は私には良く分からない。これを白状しておこう。


 ただ、どんな事情と歴史的経緯があったとしても、ハマスが行った力の無い弱い人間を人質として拉致し楯に使う行為は道義的に許されるものではない。またハマスは自分の地区内の病院の地下に作戦基地を作って、病人を楯にしていたのも判明した、これも人として許されるものではない。戦争は勝つためには汚い手を使おうが「何でもあり」かもしれないが、「無力な者を楯」に使うのだけは、人とし

て最も卑劣だ。


 我が国は北朝鮮に拉致されている複数の人がいる。その肉親の気持ちはもう長く報道されているが、理不尽な事に拉致された人々は故国に戻されていない。ハマスの人質に比べればはるかに数少ないし、命が楯にされている訳では無いが、それでさえ私達日本人の共通した悲しみであり怒りであると思う。


 ハマスの大人数の「拉致・人質」の行為に対して、日本人には他国民が感じる情感とはレベルの違う怒りと憎しみを感じるのではないか。自分の地域の病院の病人をさえ楯にして平気なのは、ハマスの指導者は一体誰の為に戦っているというのだろうか。単なるならず者集団としか私の目には映らない。


お仕舞い

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