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第四百五十九:泰子さんの話(356)  新人が辞めた(2)

第四百五十九:泰子さんの話(356)  新人が辞めた(2)


 和文でも英語であっても文章は上手く、電話取りも上手だ。ネット技術にも長けている。3D図面もたちまちマスターしました。複数人が受講した高度な内容のXXXX製品の講習をたちまち理解したのを、技術部のA君も私へそう報告していました。だからカタログ作りも任せたのですよ。


 命じた仕事はどれも「迅速に速い」、鋭い頭の回転です。数十通のDMを海外へ向けて作り書いたもの驚きでした。たった3ケ月で、何もかも貴方に任せても良い位いに上達しましたから、私は頼りにしました。


 会社は「秀でた才能」だけに対して「金を払う」事に決めて、当初から貴方に接して来ました。だから貴方の(会社の規則に従えない)欠陥は、織り込み済みで接していましたよ。


 昔Cさん(女性)という人が居ました。周りが我慢できない程欠陥だらけの人でした。全社員に総すかんをくらい、私とも何度も大ゲンカしました。けれども、やがて社内でNo.1のセールスマンへと育ち、定年で退職前には全社員の敬意を集めたものでした。社史に残るほどの伝説になっています。


 この人にあなたは良く似ています。私は今でも(過去にCさんに対したのと同じように)貴女を「育てたい」と考えています。


つづく

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