表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1478/1673

第四百四十八:泰子さんの話(345)  飛行神社の話(父の手帳から)

第四百四十八:泰子さんの話(345)  飛行神社の話(父の手帳から)


 以下は全て、私の父が小さな手帳に書き遺していた話をそのまま書き写したものである。一部読み難い部分へ言葉を足したり、代名詞の繰り返しは略した処もある:

   *

 「航空公害防止協会」(=防衛省を退職した後の天下り先)に勤めるようになって初めて知ったが、毎年四月二十九日になると、各航空会社や航空局など航空関係の役職員が、一同に会する場所がある。


 飛行神社(=珍しい名称の神社だが、京都府八幡市に実在する)である。聞くと、過去一年間に航空界で起きた事故による物故者の霊を慰め、今後の航空安全を祈願する為らしい。


 飛行神社というのは京阪電車京都線の八幡駅近くにあり、その祭主は二宮顕次郎という人である。この名を聞いた時、驚きと共に人の世の流れの中の偶然の出会いを思い出して、暫く遠い昔の想いに沈んだ。

 先の祭主の二宮氏は、我が国で初めて、いや後で本や資料を調べて知ったが、世界で最初に、つまり

ライト兄弟よりも早くに、飛行機を考案した「二宮忠八」という人の子息なのである。 


つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ