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第四百四十三:泰子さんの話(340)  トランプ関税(5)

第四百四十三:泰子さんの話(340)  トランプ関税(5)


 トランプ関税が怖い、国難と云うなら、どうして明日来襲するかもしれない南海トラフ巨大地震を怖がらないのだろうか。不思議だ。我が国の赤字国債発行高(国の借金)は1100兆円とされる。年間の国家予算の10倍の借金である。南海地震が起きた時の被害総額は270兆円と試算されている。これは国家予算の2倍以上だ。死者も30万人とされている。


 最近ミャンマ―(旧:ビルマ国)が襲われたのも巨大な地震であった。関連死者は数千人とされている。けれども、これが驚くに当たらない。我が国が襲われる(と予想される)地震の死者数は30万人だから、二桁も違う異次元の被害だ。


 国が借金まみれなのに与党も野党も、目先の人気取りに汲々し国の赤字を減らすどころか、金をばら撒くばかりで次世代に借金を先送りしている。一旦巨大地震が起これば物を言うのは貯金であり借金ではない。政府に無い袖は振れず助成金どころか、中小企業の多くが(ウチを除いて)補助金不足で地震で綺麗に一掃される事だろう。


 私達はそんな経営リスクを念頭に置いて仕事をしている。お金を使うなとは言わないし、成長し生き残って行く為に投資(=金を使う)は確かに必要だ。けれども自己資金の範囲でやるべきであって、借金してまで(=他人の金で)やるべきではない。それはリスクを買うのと同じだ。私たちの会社は古臭くてよいと考えている。


 関税問題はおろか、地震が何時起きても構わない。用意さえあれば、それは必ずしもこの世の終わりではないし、ウチの会社の終わりでもない。


お仕舞い。

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