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第四百三十二:泰子さんの話(329) 賃上げの条件(6)
第四百三十二:泰子さんの話(329) 賃上げの条件(6)
配偶者の当初の「(大企業並みの)昇給率は高すぎる」というクレームは、先の新政策の実施で自動的に解決出来る事になる。生産性の達成が優れた人には「大企業並みかそれ以上」の昇給率が与えられる一方で、(会社はそれに見合って利益を享受する訳だから)与える余裕が生まれる理屈になる。達成が並みの人は(昇給がゼロではなく)世間の「中小企業並み」の率となり、努力出来なかった人の昇給率はは小さくなる。合理的な施策だと考えている。
春の定期昇給についての配偶者の発した強いクレームの提起が、経営の改革を大きく促した結果となった。ここでお気づきだろうか? もし私がいち平社員ならば、会社に対して「高い生産性」のアイデアを想起し即日実行した事になった。私の昇給率は高いだろう。
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