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第四百二十五:泰子さんの話(322) 経営者と歳(2)

第四百二十五:泰子さんの話(322) 経営者と歳(2)


 一方で私は: 会社というのは(縮小どころか)現状維持を続けるだけで、最大の経営リスクと考えている。時代は常に流動的で日々変化している。会社は生き物みたいなもので、取り巻く環境変化や社会情勢に合わせて行かないと、生き残って行けるものではなく淘汰される。第一、意図的な縮小は社員の士気にも関わる。


 と書けば、私の考えが100%正しいように見える。けれども大きな問題がある:私の考えは次世代の経営者がそこそこ「優秀だ」という前提条件に掛かっている。少なくとも世の変化に対応できるだけの能力が要求される。この条件は後継者への期待であって、期待は事実とは限らない。


 となれば、縮小安定させて次世代へ渡す方が、配偶者の言うように会社存続の為に安全であるとも考えられる。基本方針で共同経営者として双方がそれぞれ真剣に考えている訳で、互いに譲る事が出来ず頭を悩ませるのである。


つづく


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