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第四百十一:泰子さんの話(308) 退屈じゃあ!(2)

第四百十一:泰子さんの話(308) 退屈じゃあ!(2)


 このように退屈は年寄りに付きものと思うが、そう思う一方で人の気付かない真理が隠されている気がする。泰子さんを身近で観ていて感じるのは「退屈である事」は、人を老化させる「大きな原因」ではないかーーー、と思う。はっきり言えば、退屈は人を殺す。


 歳が行けば健康の為に蛋白質を取りなさい、食物繊維とミネラルを摂取しなさい、運動をしなさい、定期健診しなさいと奨励される。こうして「長生きの為」に肉体と食事面だけを強調し勝ちだ。けれども退屈を主語にした議論は一言半句も為されない。精神面が無視されている。


 (若い時から)泰子さんは運動を決してしないし、ゴボウなど食物繊維は嫌いで便秘解消の為に薬剤を服用している。毎日ガラガラとうがいが出来る程、薬を愛用している。蛋白質を取れと言われても、青魚は嫌いで肉も鶏肉も殆ど食べない。豚肉は下々の人の食べ物だと言う位だ。偏食は極端に激しい。だのにーーー今やおしもおされぬ96で、ますます元気に見える。世の常識など、何をかいわんやだ。  


つづく

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